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愛犬が亡くなった。悲しみの中でも最初にするべきこととは?

この記事を読むのに必要な時間は約 16 分です。

愛犬が亡くなった。悲しみの中でもするべきこととは?

 

2015年10月5日、13時55分
愛犬ほたるが亡くなりました。

涙が止まりません。

現在これを書いているのは亡くなって
2日後の10月7日、何とか書く気力を
ひねり出している状態。
(後々追記はしています)

愛犬が亡くなると悲しみに打ちひしがれ
何もできなくなります。

ですが、亡くなった愛する家族を
見送るという仕事が残っているのです

愛犬が亡くなったら、悲しみの中
まずは何をしなければならないのか。

以下はあくまでわが家のケース
(合同火葬)です。

斎場にお問合せの上進めましょう。

①ペット火葬の予約
 (民営か公営かを決めます。
 私たちは公営の合同火葬にしました)

②棺(ダンボール)、大判タオル、
 保冷材などの準備 

③納棺

④棺を葬儀場の受付に持ち込んで
 手続きをする


⑤火葬

 (合同火葬の場合、自分たちも
  そうでしたが火葬場の入り口手前で
  お焼香をし、棺を預けてお終いに
  なると思います)

⑥合同供養塔へ納骨(斎場にお任せ)
 (わが家は合同火葬だったので
  火葬してから約2か月後に
  合同供養塔に納骨されました)

ここから
私が自宅で愛犬を亡くす直前の様子や
亡くなった直後から実際どのような
ことをしたのかを、

その時の心情などを交えて
お伝えしていきます。

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噛む犬ほたるの亡くなる直前の様子

噛む犬ほたるが旅立ちました…悲しみの中でやるべきこと

▶最期の挨拶?一度喘ぐように吠えて

亡くなる前日の10月4日も
夜通しの早い呼吸、そして時々
静かになるを繰り返しています。

呼吸音が静かになるたびに嫌な予感。

今日(10月5日)は夫が仕事明けなので、
午後一で診察してもらうよう
クリニックの予約を取っています。

昼12時頃、夫帰宅。

「明日なんていってられない状態だよ。
 午後一に予約入れたから。」

午後の診察は2時からなので、
2時前にクリニックに電話で今の状況を
伝えてから直ぐ連れて行こうと思う。

ハーネス着けたほうがいいかな?
なんて悠長なことを言ってる
場合じゃないので、

布団に寝かせたままそっと車に
乗せるしかないなどと、連れて行き方を
話しながら見守っていました。

そのとき、ほたるの呼吸が口を開いて
あえぐように変わったので、
二人でそばによって

「ほたる!ほたる!」

と呼びかけます。

目は虚ろ。

10分くらいその状態が続いた後、
ひときわ大きく口を開けて吠えるように
一鳴きしたのでびっくりした。
(これを別れの挨拶という人も)

やがて夫と私に見守られながら、
ほたるは静かに息を引き取りました。

(クリニックの予約時間5分前だったのは
 病院に行きたくなかったから?と
 思うのは考え過ぎでしょうか?)

【関連記事】
動物病院で噛む犬を受診させる方法。わが家のケースは?

▶夫の帰りを待っていたかのように…

夫が帰るのを待ってから旅立ったほたる

まるで、夫が帰ってくるのを
待っていたかのようでした。

私は
「ほたる、ほたる」
と泣くしかありません。

「死んだの?まだ死んでないよね?」

また息を吹き返すのではないかと思い、
私は頭や体をさすったりしました。

「病院行って診てもらって
  治療するんじゃなかったの?」

「何言ってんだ、このバカな飼い主の
  せいだよ。あんなに元気でほとんど
  病気という病気もしなかった子を
  こんなに早く死なせて。」

「起き上がれなくなっても薬で痛みが
  和らいだ時、エリザベスカラーでも
  着けて病院に連れて行っていたら…」

後悔してもしきれない自責の念に
潰されそうになっています。

▶子供たちに知らせなければ…

なんとか嫁いでいる娘に℡、そして
会社に行っている息子にメールを
入れました。

「えっ!?」

と驚く娘。

二人とも本当は直ぐにでも飛んで来たい
ところだろうがそうもいかず、
娘は嫁ぎ先の家業が休みの
明日になるという。

せめてもの救いは、嫁いでから
なかなか顔を見せられなかった娘が、
1週間前ほたるに会いに来れていたこと。

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▶噛む犬には旅立った後しか触れないという現実

気を取り直して、おしっこシートを
取り替えようと見ると、
大量のおしっこをしていました。

最後にすべて出し切ったのだろうか。

身体の上になっていた方に、
水のいらない犬用シャンプーを
スプレーしブラッシング。

そして整えたふとんに今度は逆側を
上にして寝かせ、同じように。

噛む犬になってからは、
ろくにシャワーをしていなかった。

(元気なうちは出かけた帰り、
 家に入る勢いで夫が浴室まで連れて行き
 サッとですがシャワーはしていました)

でも、体質なのか臭いはほとんどしない
ワンコでした。

亡くなってからしかこんなことが
できないなんて…。

噛む犬にしてしまって
本当にごめんなさい。

愛犬との別れの準備は悲しみの中で

▶ペット葬儀場を決める

夫がほたるの周りを片付けてくれて
何ヶ所かに保冷材(夏場は必需品)を
置きます

(夏の盛りじゃなくてまだよかった)

硬直は、わりとすぐに始まります。

ペット葬儀場をネットで調べ、
公営か民間かで迷ったのですが
公営のほうに決めました。

民間より公営の方は確かに費用は
安いですが、だからといって邪険に
扱うわけでなく、

公的機関でやることなので、
信用もできると思ったのです。
(実際斎場に行ったとき確信しました)

また、ある民営のペット葬儀場の
酷すぎる仕事内容が、ニュースで流れて
いたことも不安材料でしたから。

それと、合同火葬にしたのは、
きれい事を言うようですが、

飼い主が噛む犬にしてしまったせいで
他のワンちゃんと仲良くなるチャンスが
なかったので、

せめて、同じ日に一緒に火葬された
ワンちゃんたちと虹の橋で
楽しく過ごせますように。

という願いもあります。
(でもこの世で苦手だった事は、あっちに
 行っても苦手だったりしますかね?)

その斎場では合同火葬の後、
約2ヵ月後に合同供養塔に納骨される
ということです。

この合同供養塔は写真を見ると
まだ新しくきれいな塔で
ここなら安心、と思いました。

【関連サイト】
例えば横浜市のペット火葬の場合です

▶呆然と立ちすくみ悔やむ息子

息子が勤務終了後メールに気がついて
慌てて電話してきました。

帰ってきた息子は呆然と立ちすくみ、
そしてしばらくの間ほたるの体に
触れています。

やがて、どうしてもっと面倒見て
やれなかったのか、と悔やんでいる様子。

私といえば、その夜は明日の朝には
ほたるが起きているんじゃないかなどと
希望を抱きながら眠りに就く有様です。

夜中トイレに起きた時は、
息をしているんじゃ?と思って
のぞいたり…。

▶愛犬の亡骸を入れる棺を作る

亡くなったその日のうちに、
ネットでも調べたけれど斎場に電話で
確認したら、

ダンボールを棺の代わりに
するとのことなので、
夫がダンボールを調達しに出かけました。

「下に防水の為ビニールかポリを
 敷いて、化繊ではなく綿のバスタオル
 などにくるんで(保冷材は入れない)
 持ち込んでください」

とのことなので、
夫がダンボールを繋ぎ合わせ、
ほたるが入る大きさに作ってくれました。

棺を作る際注意することは、ギリギリの
大きさに作ると、足などが硬直したとき
出っ張って入らなくなることがあるので、
それを考慮して作ることです。

▶ほたるを棺に入れ娘も加わり別れを告げる

亡くなった翌日の10月6日、
夫と私で硬直しているほたるを持ち上げ、
昨日作っておいた棺に入れ、

保冷材を置き(出発する直前には
取り出します)、上から同じような
大判バスタオルを包むように掛けます。

10時頃、娘がやって来ました。

「玄関に入ってもほたるが飛んで
 走ってこない」

と大泣きしながら。

しばし、亡きほたると対面。

やがて出発の時間になったので
保冷材を取り出し、

娘に、来る途中買ってくるよう
頼んでおいたお花をみんなで
ほたるのそばに添えます。

ふたを閉じ、棺を夫と息子とで持って
階段を注意しながら降り、
車に乗せていよいよ出棺です。

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愛犬ほたるといよいよ本当の別れが

▶予約した公営のペット斎場へ

斎場までは車で15分くらいです。

着くと、火葬場の前の安置台に棺を
置くように、との表示があったので
置いて受付へ。

受付の女性スタッフの方が、
丁寧にお悔やみの言葉をかけて
くださいました。

書類に記入して受付に渡し、
指示された通り火葬場の入り口へ
棺を運びます。

▶「ほたる、バイバイ」

火葬場の入り口でお焼香をしたあと、
男性スタッフが

「これでお別れになります」

と言って棺を火葬場の中へと
運んでいきます。

「ほたる、バイバイ」

火葬場へと入っていくほたるの棺

こちらの斎場のスタッフの方々の対応は、
愛するペットを亡くした人へ寄り添う
気使いが感じられるものでした。

お骨は約2ヵ月後に合同供養塔へ
納められるそうです。

「ほたる、みんなで会いに行くからね」

あとがき

▶正夢ではなかった

亡くなる2日くらい前に、

ほたるが元気になって飛び回って
いるのを見て、
うれしさのあまり大泣きしている
夢を見ました。

そのときは、絶対これは正夢に
違いないと大いに希望を抱いたのに、
その希望が微塵もなく消し去られる
ことになるとは…

今となっては、あれは虹の橋に
着いた後のほたるの姿なのかも
しれない、と思うしかありません。

▶幽霊でもいいから姿を見せて

しつけと称する体罰(昔はこれで
通用したかもしれないが)をし、

噛む犬にしたのに直すこともしない、
経済的にきついと言っては
訓練所に入れようともしない。


そんな人間が犬を飼う資格はありません。

まさにわが家のことです。

ワンコにはなんの罪もないんです。

いろいろなことに支障が出てきます。

せっかく丈夫な身体で生まれ、
病気ひとつしないで育ってきたのに

臆病だけど太陽のような
天真らんまんなほたるを
私たちがこんなにしてしまいました。

噛む犬にしてしまったため満足な治療も
受けさせてあげられなかった。

もしかしたら、もっと永らえる命だった
かもしれない、と思うと
悔やんでも悔やみきれません。

“ひとは楽な方ばかり選択していると、
 後々しっぺ返しを食らう”

ということを身をもって
思い知らされました。

このバカな飼い主の所に来てしまって、
ほたる、本当にごめんなさい。

まだ11歳だったのに。

ほたるはここの家に来て幸せだったの?

幽霊でもいいから姿を見せて。

まだこの家にほたるがいるんじゃないか
と思い、いつもほたるがいた場所を
じっと見てしまう。

今これを書いていても涙があふれます。

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▶虹の橋へと見送った後日談

ほたるが逝った後、
私は涙が止まらないほどの強烈な
自責の念を伴うペットロス症候群に
苛まれることになってしまいました。

【10月7日(亡くなって2日後、
 火葬の翌日)】
夜寝る前、ほたるが水を飲みに
来るかもと思い、ほたる愛用だった器に
水を入れていつもの場所に置いた。

精神状態が変になっている。

でも幽霊でもいいから会いたい。

【10月8日】
朝、こんなことしたら、ほたるが成仏
できなくてかえってかわいそうと思い、
水用の器を片付けた。

……それ以降は現在もですが、
  ちょっとしたコーナーにほたるの
  写真を飾り、毎朝お水をあげて

  命日にはお花とほたるが好きだった
  おやつを供え
  手を合わせています……

(それを見て
 「おかしいんじゃない?」
 と言う夫の無神経さに怒り心頭)

 

何かにつけほたるを思い出す。

今日は家にひとり、
誰にもはばかることなく大泣きした。

【10月9日】
夫が以前デジカメで撮ったほたるの
画像を焼いてきてくれた。

それを見たらまた涙があふれてきた。

【10月12日】
ほたるが亡くなって1週間。

生きている時はワンコ関連のものを
いろいろネットで購入したので、
ネットを見るたびそれらが広告に
出ていて見るのが辛い。

でも、今さらだけどほたるあの症状、
本当の病名は何だったのだろう?

ネットで調べたけれど、
椎間板ヘルニア?進行性脊椎軟化症?
時すでに遅しだけど。

【12月11日】
お骨が合同供養塔に入るのが
約2ヶ月後と聞いていたので、
そろそろと思い斎場に問合わせをしたら、
もう入っているということ。

明日、夫と息子は休みなので
一緒にお参りに行こうと思う。

【12月12日】
ほたるが眠るペット合同供養塔に出向き、
お線香とお花とお水をあげて
手を合わせた。

自分は、2ヶ月経ってだいぶ落ち着いて
きたと思ったのだが、出る涙がまだ
あったらしくあふれてくる。

合同なので、既にいくつかお線香が
焚かれており、
お花もけっこうな数供えられていた。

飼い主の皆さんお参りに来て、
愛する亡きペットを偲んでいるんだなぁ。

▶もうワンコは飼わない

ほたるがわが家に来る前、
噛む犬を飼っている人の悲惨さを見て、

「うちは、まさかあんなにはならないよ」

なんて思っていました。

それなのに、自分たちがその悲惨さを
味わうことになろうとは…。

もうわが家でワンコを飼うことは
ないでしょう。

もうワンコは飼わない

いや、ちょっと待って、

‘もしほたるとそっくりなワンコが
 捨てられている’

とかなら話は別ですが…。

【関連記事】
>>>ほたるとはこんな感じで出会いました!

 

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