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愛犬のしつけ。忙しい飼い主さんでもうまくいく方法とは?

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

愛犬のしつけ。忙しい飼い主さんでもうまくいく方法とは?

会社などに通いながら犬を飼っている
飼い主さんなどは、愛犬と向き合う
時間がなかなか取れない方も多いのでは
ないでしょうか。

特にしつけに関しては、
飼い主さんの指示に従うようになるまで
訓練するには時間がかかるものですから。

犬へしつけをする意味は、
飼い主さんの指示に従うことで
主従関係を認識しやすくするため
ということにあるんです。

犬と触れ合う時間が少ないと、
その分しつけが失敗しやすくなります。

ですが、しつけの基本中の基本

①オスワリ
②オテ
③フセ
④マテ

に関しては、忙しい飼い主さんでも
成功しやすい簡単なしつけ方法が
あるんです。

ここから解説していきます。

しつけをする前の準備
  
まずは犬の大好きなおやつを用意
しましょう。

犬に何かを教える時は、‘ほめながら’
ポイント。

おやつをあげることで、
このほめる行為がより顕著なものに
なるため、犬はより早く学習するように
なるんです。

おやつはほめるたびに与えるので、
細かくちぎるなどして、
複数回あげられるような大きさにして
おくと効率的ですね。

オスワリ・オテ・フセ・マテ
の簡単なしつけ方

①「オスワリ」のしつけ方

「オスワリ」は、他のしつけの基礎的な
部分になるため、犬を飼ううえで
とても重要なしつけになります。

ということで、まずは「オスワリ」を
完璧にできるようにしつけをして
いきましょう。

1)手におやつを握った状態で、
 犬の目線に握りこぶしを
 持っていきます。

2)釘づけになったところで、
 握りこぶしを犬の頭上に
 もっていきます。

 このとき、犬の後ろは壁などにして
 おくのがポイント。

 こうすると、自然とオスワリの体制に
 することができるからです。

3)できた瞬間に犬をほめて、
 手に握っていたおやつをあげます。

今の流れを行うことで犬は、

「おやつを見つめていたら自然と腰が
 下がって、その瞬間にほめられて
 おやつをくれた」

と認識するんですね。

このような成功体験を繰り返していくと、
「オスワリ」
と声をかけるだけで指示に従うように
なります。

慣れてきたら、おやつはなしで
ほめるだけでもできるようになりますよ。

②「オテ」のしつけ方

犬は、基本的に足を触られることを
嫌う動物です。

その犬にとって「オテ」は、人が自分の
足を触るということに。

これは、飼い主さんと犬との信頼関係が
築かれていないとできない技なのです。

1)「オテ」と命令します。

 この時犬は、何を言っているのか
 まだ理解できないので、
 犬の手を持って理想のオテの形に
 なるようにします。

2)オテの姿勢になったら、オスワリの
 ときと同様に十分にほめて
 ごほうびのおやつを与えましょう。

これを何回か繰り返すと犬は、

「飼い主さんが「オテ」と言ったときに、
 この姿勢になるとごほうびがもらえる」

と認識をするので習得が早いです。

オテができるようになると、飼い主と
犬との主従関係がはっきりする
だけでなく、

散歩の後などに愛犬の汚れた足を拭く
ことも、簡単にできるようになりますね。

③「フセ」のしつけ方

フセはオスワリよりも難易度が高く
なりますが、これを教えておくと
飼い主さんが食事などの際に、

「待っていてほしい」
「じっとしていてほしい」
というようなときとても便利ですね。

フセを教えるとき注意してほしいのは、
犬の骨格や体格などによっては
伏せることが難しい場合が
あるということ。

特に手や足がすらっと長い犬種には
注意が必要です。

フセを教える際には、
オスワリができていることが前提なので、
できていない場合はまずそちらから
教えるようにしましょう。

1)「オスワリ」を指示し、
 その後「フセ」と指示します。

 この段階ではまだ犬が言葉の意味を
 理解していないので、無理のない
 程度に、飼い主さんの手で犬の両足を
 フセの状態までもっていきます。

2)これを繰り返し行い、飼い主さんが
 立ち上がっても、犬が立ち上がらない
 状態になったらおやつを与えて
 ほめます。

 ここでのポイントは、飼い主さんが
 立ち上がってからほめるという点です。

 しゃがんだ状態で犬をほめると、
 飼い主と同時に立ち上がって
 しまうことがあるため避けましょう。

フセはオスワリやオテよりも難易度が
上がるため、できるまで気長に
トレーニングしてみてくださいね。

④「マテ」のしつけ方

マテを教えると、散歩のときなどの
道路飛び出しの危険を回避できたり、
本能的な衝動を止めることができます。

また、ゴハンの時のマテやさまざまな
シーンでのマテで我慢することが
できるようになり、理性的で我慢強い
犬になること間違いないですね。

こちらも習得前には、
しつけの基礎であるオスワリを
完璧にできるようにしておきましょう。

1)初めにオスワリをさせて、
 そこで軽く頭をなでてほめます。

2)次におやつを犬に見せて
 「マテ」と声を掛けます。

 ここで犬がおやつを食べようと
 動いた場合は、軽く叱りながら
 おやつを遠ざけ再度オスワリから
 やり直します。

3)これを繰り返し行い、2秒間ほど
 オスワリをして待てるようになったら、
 「よし」と声をかけておやつを
 あげます。

この訓練を続けていくと、だんだんと
待てる秒数を増やしていくことが
可能です。

慣れてきたら、家以外の場所でも
同じように待つことができるように
訓練をしていきましょう。

いかがでしたでしょうか。

しつけには激しく叱ることや
叩くことよりもほめる方が、
心身ともに健康的で上手くいきます。

犬の集中力は10分程度なので、
毎日繰り返し訓練することが
成功の秘訣です。

忙しい飼い主さんでも、一日10分なら
愛犬のしつけに時間を作って
あげることも可能ではないでしょうか?

ぜひがんばってしつけていきましょう。


{あとがき}

過去のわが家では、飼い主の不手際で
愛犬を、本気で飼い主を噛む犬にして
しまいました。

そうなると、今回のような簡単な
しつけさえできなくなります。

さらには、今までできていたこと
(特にオテ)もできなくなって
しまいました。

「噛まれるかも」とビクビクしている
夫以外の家族を、完全に自分(ほたる)より
下に見るようになってしまったため、
言うことを聞かなくなったからです。

かといって、家族で唯一ほたるに
触ることができ慕われもしていた夫
(このような原因を作った当事者)は、

しつけ直しをしてくれることも
ありませんでした。

絶対犬への体罰はダメです!

いいことなんて何一つありませんから。

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