犬の心理を察することはできる?仕草からわかる気持ちとは

犬の心理を察するのは難しいことでしょうか。

毎日忙しく過ごしていると、
何気ない犬の仕草がどんな気持ちを表しているのか、
つい見逃してしまっているかもしれません。

でも、ふと気づくと、まっすぐ飼い主を見つめる姿が。

そんな時、
「この子は何を伝えようとしているんだろう」と
思ったことがありませんか?

言葉が通じないとしても長く付き合う相手ですから、
気持ちをしっかり分かってあげたいですよね。

今回は、犬の心理を察することについて
お伝えしていきます。

仕草からもたくさんのことが分かるので、
参考にしてみてください。

犬の心理を察することは犬を守ること

犬の心理を察することは、
単に犬と仲良くなれるだけではないんですね

何気ないしぐさで気持ちが分かれば、
次の行動が予測できるということ

怖がっていたり、
ストレスを感じているのが分かれば
状況を変えてあげたり、
遠ざけてあげることが可能

犬の心理を察することは、
脱走する、噛みつくといった
悲しい事故を防ぐことにつながるです


重要な役割、‘
カーミングシグナル

相手が犬でも人でも、
不要な戦いを避けようとしている時、

カーミングシグナルという仕草をすることが
あるのですが、
これは、自分や相手を
落ち着かせるための行動

犬の場合、言葉が通じない分
とても重要な役割を果たすと言えるでしょう。

犬の心理を理解するということは、
この‘カーミングシグナル
理解することでもあるんです

次のようなものです。

相手の犬や人にゆっくり近づいていく

体を横にそらす

カーブを描きながら近づく

しっぽを振って体を低くする

前足をあげる

鼻を持ち上げる

2頭の犬の間をさく

体勢を低くして、とびかかろうとする

歯をカチカチならす

口や鼻の周りを舐める

寝ている時の様子から犬の心理を探る

眠っている時の姿勢にも、犬の気持ちは表れています。

うつ伏せ

犬の寝相で一般的なのはうつ伏せです

お腹から地面の振動をキャッチしやすく、
何かあったらすぐ起きられる体勢

ただ、この体勢、リラックスしているようで、
実は精神的には休めておらず、
周囲に気をめぐらせている状態なんですね。

試しに名前を呼んでみてください
パッと目を開けてこちらを見るかもしれません。

ただし、うつ伏せでも、
手足を前後に伸ばしている犬は、
性格的にエネルギッシュで、
「起きたらすぐに遊びたい」という犬に多いようです

仰向け

犬は普通、急所であるお腹を
隠すように寝るものです。

でも、仰向けに寝るということは
飼い主や今の環境に安心して
とてもリラックスした状態なんですね

この寝相が好きな犬は
性格的にのんびりしていて怠け者という見方も。

丸くなっている

寒くて丸まって寝ていることがありますよね

これは、表面積を小さくすることで
体から熱が逃げるのを最小限にしているから。

もうひとつの理由は、
お腹をしっかりと守るためです。

急に何かがぶつかってきたり、
物が落ちてきたりしても、
この体勢だと内臓を守りやすいといえますね

ただ、犬の心理としては、
落ち着かないことを表しているんです

飼い主に寄り添って眠る

もともと犬は集団で暮らしていて、
寝る時は仲間と体を寄せ合って、
寒さをしのぎながら寝ていました。

ですので、いっしょに寄り添って眠るのは
信頼している証なんです


中には
勘違いしやすい仕草も

人が持っている常識で
犬の仕草から気持ちを分かろうとすると、
たまにミスコミュニケーションが起きてしまう場合も

誤解したまま接していると
信頼関係にまで悪い影響
及ぼすことがあるので
注意が必要ですね。

具体的な例を見てみましょう。

よそ見している

人がよそ見するのは、
何かに飽きて退屈な時ですよね。

でも、犬の場合は違います。

飼い主に叱られて、緊張した時に、
何とか緊張を和らげようとするために
よそ見をします。

そんなとき、
「よそ見なんかして!」と
さらに叱ってしまってはいけません。

犬には十分伝わっていますから

あくびする

犬があくびをするのは眠い時ではないんです

なんと、強い恐怖や不安でストレスを
感じている
というから驚いてしまいますよね。

人見知りの犬が、初対面の人に会った
あくびをしたら、
相手に対してとても
不安がっている証拠。

無理に近づけるなんてもってのほか

パニックを起こして何をするか分からないので、
飼い主が注意して見てあげる必要が

自分のしっぽを追いかけてグルグル回る

この行動、
遊んでいると勘違いしがちですが、
実は強いストレスを感じているということなので
気を付けましょう。

シャンプーやドライヤーなど、
飼い主からすれば当たり前のことでも、
犬にとってはストレスだったりするものです。

ただ、判断が難しいのですが、
飼い主の気を引こうとしている場合もあるんですね。

前に、
「何してるの」と
飼い主が喜んだことを覚えているのかも。

言えることは、

・飼い主にとって、犬の心理を察することは必須

・カーミングシグナルを始め、
 犬は言葉以外のコミュニケーションの方法で
気持ちを表している

ということです。

普段、私たちは、
言葉を使ったコミュニケーションに
頼りすぎているのかもしれません

犬は言葉が話せないのは確かですが、
色々なしぐさをひとつひとつ探っていくと、

言葉以外の方法で
飼い主に気持ちを表現しているので、
うまく気持ちを汲み取ってあげて、
良好なコミュニケーションを築いていきたいですね!


わが家でも、ほたるというワンコを
飼っていたのですが、
飼い主の不手際から‘噛む犬’へと
大変貌を遂げさせてしまいました。

ポメ柴で♀のやんちゃで素直で臆病な犬でした。

臆病だからこそ、
自己防衛のために凶暴になったといえるのですが。

噛む犬になってから、
夫以外の私たち家族は、
噛まれる恐怖(私は手を噛まれ流血し
腫れたのが
2回、息子も鼻を噛まれ流血)から

ほたるとコミュニケーションをとり、
信頼関係を築くことも難しいものに
なってしまったのです。

この状況での私たち飼い主の一番の落ち度は、
しつけ直しを真剣にしなかったことでした。

何が大変って、
ほたるが
1110ヶ月のある日、
突然歩けなくなり寝たきりになった時、
介護が思うようにできなかったこと。

ほたるの寿命を縮めたも同然、
後悔だらけの辛いペット症候群に陥りました。

噛む犬には絶対しないで、
もししてしまったら
でき得る限りの手段で
直してあげてほしいです。

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