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犬が犬に噛まれた!まず取るべき行動とその後の対処のしかた

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

犬が犬に噛まれた!まず取るべき行動とその後の対処のしかた

犬の散歩中、愛犬が他の犬に噛まれた
という経験をした人はいませんか?

あるいは、ドッグランに遊びに行った時、
犬同士がケンカになり
ケガをさせられたことはありませんか?

同じ体格の犬ならまだしも、
小型犬が大型犬に襲われたら
ひとたまりもないですよね。

散歩中、こちらがきちんとリードを
付けていても、飼い主から逃走した犬が、
突然噛みついてくる可能性もゼロでは
ありません。

犬同士のケンカはとても激しく、
たとえ飼い主でも簡単に止めることは
ほとんどできないものです。

では、他の犬に噛まれて愛犬がケガを
してしまった場合、
まず速攻で次のことをします。

①即刻引き離し落ち着かせる
②傷の応急処置

その後は、以下のように対処しましょう。

①連絡先を交換する
②動物病院へ行く
③示談、予防策を考える

ここから解説していきます。

愛犬が他の犬に噛まれたら
まずすることは?

①即刻引き離し落ち着かせる

いち早く、両者を引き離すことが
先決です。

他犬に噛まれた犬はパニック状態
ですので、傷の状態を確認させて
くれないこともあります。

応急処置を早くしてあげるためにも、
2匹を物理的に離す必要があります。

②傷の応急処置

落ち着かせたら、
1)すぐに傷の状態を確認します。

2)清潔な水で良く洗いましょう。

 飲み水を携帯していれば、
 それを活用することができます。

3)出血が止まらなければ、
 清潔な布などで圧迫し止血します。

 それでも止まらなければ、
 直ちに動物病院に搬送することも
 考えなければなりません。

4)もし噛んでしまった方なら、
 誠意をもって謝罪しましょう。

トラブルが起きた時、
初期対応が最も重要と言われます。

2匹ともかすり傷なら、
お互い謝罪だけで終わりにすることも
少なくありませんが、

明らかにこちらだけが傷を負っている
時や相手が悪い時は、うやむやに
しないできちんと対応することが、
後々のためにも重要になります。

飼い犬が他犬に噛まれ
応急処置をした後は?

①連絡先を交換する

傷を負ったのが自分の犬なら、
連絡先を聞くのに気が引けるかも
しれません。

できれば、
傷を負わせた方の飼い主さんの方から、
連絡先を教える誠意を示してもらいたい
ものです。

連絡先を交換しておけば、
あとで診察料や治療費を請求することが
できます。

その場では混乱していて、
聞くべきことや伝えるべきことが抜けて
しまうこともあるでしょう。

後で気づいた時、やり取りできるように
しておくことが大切です。

②動物病院へ行く

飼い犬が人の犬や他人にケガを
させた時は、賠償責任が発生します。

これは、飼い主でなくても該当する
場合があるんです。

例えば、友人の犬を預かって
散歩させていた時、
他の犬に傷を負わせてしまったのなら、
散歩させていた人に賠償責任が生じます。

また、あなたの犬がよその犬に噛まれて
ケガをしたのなら、相手に、治療費の
実費分や慰謝料を請求できます。

その他、動物病院通院へのタクシー代、
通院のため休んだならば休業補償、
また診断書の作成費用も対象となります。

不幸にも犬が亡くなってしまった場合、
慰謝料の他、火葬の費用も損害賠償の
対象となります。

ただし、噛まれた犬がノーリード
だったり、きちんとつながれていない
場合は両者に責任があるとして、
賠償額が減らされることがあります。

犬は狂犬病やパスツレラ病など、
たくさんの菌を持っている可能性が
あります。

小さな傷だったとしても、
そこから感染したり化膿したりすれば、
最悪、命に関わります。

そうなってからでは遅いので、
当日のうちに受診しましょう。

ケガをさせてしまった側の
飼い主さんにとっても、

感染や化膿してから受診すると、
賠償金額が大きくなってしまう可能性が
あるので、当日受診してもらうよう
相手に伝えましょう。

③示談そして予防策を考える

こちらがケガをさせてしまった側なら、
噛まれた犬が回復するなど、
落ち着いたら改めて謝罪しましょう。

示談書を作る場合は、弁護士や
行政書士などに相談するのが確実です。

内容は、治療費、慰謝料の金額を記載し、
示談をもって今後一切の民事上及び
刑事上の責任を問わない事などが
示されます。

示談の交渉の際には、
今後の予防策などをどのように講じるか、
説明する必要があります。

もう噛みつかないよう、
しつけを見直すことや首輪の点検を
怠らないこと、適切なリードを使うこと、

散歩のルートを変えること、など
具体的に提案するのも良い方法です。

中には、犬を訓練に出し、
専門的なドッグトレーナーにお願いする
飼い主さんもいます。

一方、愛犬が他犬に噛まれた方の
予防策としては、
散歩中、激しく吠える犬のいるコースは
通らないに越したことはありません。

運悪く首輪が外れて襲い掛かってくる
可能性もあるからです。

また、最終的に噛まれて傷を
負ったとはいえ、経緯はさまざまです。

例えば、小型犬が、大型犬にしつこく
ちょっかいを出していて、
苛立った大型犬が噛みつく、という
ケースもあります。

小型犬の飼い主が、早くやめさせない
ことが原因ともいえます。

犬同士を遊ばせる時は、飼い主が犬の
様子をしっかり見守ることが大切です。

今回の記事のまとめです。

・犬に噛まれた時は、まずは応急処置、
 それから受診する。

・相手と連絡先を交換し、賠償金や
 示談の交渉をする

犬のトラブルは、自宅近くの公園や
散歩コースで起こることが多いものです。

早めに解決しないと、
いつまでも気まずさが残るばかりか、
変な噂が経ったり問題が波及したりして、
住みづらくなってしまうかもしれません。

そんな事態を避けるため、
何かあった時は迅速に対処できるように
したいものです。

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