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犬が痛がるときに噛む理由。触れないがどう接したらいい?

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

犬が痛がるときに噛む理由。触れないがどう接したらいい?

忠実でおりこうさんの愛犬でも、
飼い主さんを噛むことがあります。

理由の一つとして、体のどこかに
不調があって痛がる場合があります。

ケガ?病気?とその部分をしっかり
把握しようと思っても、噛まれてしまうと
なかなか思うように触れません。

普段は噛まないのに、触ろうとした
飼い主さんを痛がるあまり噛む愛犬に、
どう接したらいいか困ってしまいますよね。

・痛がるとどうして噛むのか

・噛むのには他の理由がないか

・痛がることが原因で噛む場合の接し方

今回は、愛犬が痛がるあまり、
飼い主さんが触ろうとすると噛んでくる、
というようなケースに焦点を当てて、
愛犬にどのように接すればいいかなどを
お伝えしていこうと思います。

ここから解説していきます。


痛いとどうして噛むの?

犬はことばが話せません。

あたり前といえばそうですが、
これが噛むことの大きな理由です。

人は、具合の悪いところや
痛いところがあって触られたくなければ、
まずはことばで伝えますよね。

これができるから噛まなくて済むんです。

たとえば
「そこが痛いからやめて!」
と理由を言えば、
たいていの人はわかってくれます。

でも、犬はそれができません。

痛みが強ければ強いほど、ことば以外の
方法で触るのをやめてもらわなければ
なりませんよね。

そのために、もっとも確実で早い方法が、
‘噛んで伝える’ ことなんです。

このように、触ると体のどこか痛がる時、
あるいは痛くなりそうな時、
それを避けるために噛むことを
‘疼痛性攻撃行動’といいます。

他の理由がないか
考えてみよう

犬が噛んでくるのは
痛みがあるときだけではありません。

・興奮しすぎ
・気をひきたい
・抵抗している
・怖がっている

など色々な理由で噛むこともあります。

それぞれで対応は変えるのがベストですが、
これらの理由が当てはまらない時は
痛みが原因だと考えてみましょう。

噛む以外にも、痛がる時は呼吸が
早くなったり、震え、落ち着かない、
同じところをペロペロなめているなど、
いつもと違うところがあるかもしれません。

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痛みが原因とわかった時の
接し方

①叱らない

愛犬が痛がるから噛むということが
わかったら、仕方のないことなので
決して叱らないであげたいものです。

あなたの愛犬の性格が変わったわけでも、
しつけが足りなかったわけでもありません。

いつもと違う状況で不安になっている
ワンちゃんの気持ちを受け止め、痛みから
解放することを考えてあげましょう。

この時のかかわり方で、絆が深まったり
逆に不信感が生まれることも。

②痛いところを確認する

エリザベスカラーを付けて触り、
物理的に人を噛めない工夫をしましょう。

エリザベスカラー自体をイヤがるかも
しれませんが、犬と飼い主を守るためには
仕方がありません。

避妊手術などの手術をしたことがある
ワンちゃんなら、慣れているかも
しれないですね。

痛いところを把握していれば、受診が
必要になった時しっかりと痛いところが
どこなのか説明することができますからね。

③声をかけてから体に触る

特に歳をとった犬の場合、特に目や耳が
不自由なために、突然痛いところを
触られてびっくりしてしまうことが。

不要に噛まれないために、ゆっくり
近づいたり、少し大きな声で
話しかけてから触るようにしましょう。

④状況によっては病院へ

痛みによる噛みつきがあっても、ごはんが
食べられていて数日で良くなる場合は、
様子をみてもかまいませんが、

元気がなくなったり噛みつきが
エスカレートするようなら受診が必要です。

痛がる以外にも、吐いたり便の様子が
おかしい時は、できるだけ吐物や便を
持参して受診しましょう。

小型犬であれば、痛がるところを
触らないようにタオルでくるんで
抱っこすると、噛む心配もそれほどなく、
ワンちゃんの痛みも軽減されると思います。

受診では、予め病院スタッフに、
痛みから噛むことがあると伝えましょう。

念のため、普段から口輪を用意して
おくといいですね。

我慢できずに噛んでしまうのを一時的に
防げスムーズに受診しやすくなりますから。

犬には
「大丈夫だよ」
とやさしく声をかけてあげましょう。

先にお話ししたように、犬はことばを
話せないので、ちょっとした不調さえ
飼い主さんに伝えることは難しいのです。

それと、犬を含む動物全般に言えるの
ですが、弱っていることを他の動物に
知られることを本能的に恐れることが
わかっています。

ですので、自分から痛みをアピールして
くれることは滅多にありません。

飼い主がくみ取ってあげないと、
重症化するまで分からないのが現実です。

日頃のお散歩や日常のなにげない場面で、
犬の体調をよく見て、健康チェックする
ことが大切ですね。

 

{あとがき}

うちのほたるの場合は、痛い痛くないに
関わらずどんな時も、夫以外の人が
触ろうとすると本気で噛んできました。
(冒頭の写真のように)

病院へ連れて行く時は、夫が触れたので
まだ良かったのですが、冷や汗ものの
大仕事でした。

原因は、ほたる1才頃の夫からの体罰です。
(1回きりでしたが)

それ以降、ほたるは夫をリーダーと認め、
その他の家族を下に見始めたのです。

私は2、3回指を噛まれ流血し腫れました。

自業自得…、直してあげる努力も
しなかった、飼い主失格の極みです。

噛む犬にしてしまうと触れないので、
何をするのもスムーズにできなくなります。

あげくには、うちのように介護がろくに
できず、愛犬の寿命を縮めることにも
なりかねません。

心安らかに愛犬の最期を看取るためにも
噛む犬には絶対しないでください。

でも、もしそうなったら、できるだけ
早いうちに対処することを強く
おすすめします。

うちのようなケースにはならないよう
願っています。

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