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犬に噛んではいけないものと良いものを教える時期と方法は?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

犬に噛んではいけないものと良いものを教える時期と方法は?

常に隣にいてくれる愛犬はとても愛おしい
存在ですよね。

でも、時には家の中の噛んではいけない
ものを
噛んでしまってボロボロに
してしまう。

本人(犬)は遊ぶつもりでも、力加減が
分からずにケガをさせてしまうなど、
悩みを抱えている飼い主の方も
少なくないと思います。

でも安心してください!

少し根気が要りますが(特に成犬の
場合は)、
しつけ直すことは可能です。

噛んではいけないものを噛む理由と
しつけ直す方法は、
子犬と成犬では
若干違っています。

①子犬のしつけをするときは、
 「痛い!」
 と大声で言うなどして、
いけないことを
 したとわからせることがポイント。


②成犬のしつけの場合、
 直すには根気が要りますが、原因を
 的確に見つけて
愛犬の心に寄り添い

 飼い主も変わろうと意識して
 教えていくことが大切です。

ここからは、犬が噛まないようにする
ための予防方法や
万が一噛み癖がついて
しまったときの対処法を、
子犬と成犬別に
解説していきます。

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犬はなぜ噛んでしまうのか

①子犬の場合

まず子犬の場合ですが、それほど強い
意思はなくただ甘えたいから噛んでいたり


とても好奇心旺盛なので興味のあるものが
あったから
遊んでみようという
レベルのもの。

また、生えたばかりの歯がかゆくて
噛んでしまうケースが多いです。

これらは小さいうちはある程度は
しょうがないことですが、そのまま
噛んでもよいという
認識のまま
成犬になると、


遊ぼうとするときや甘えようとした
ときに、
意思とは関係なく飼い主さんや
一緒にいる人を
傷つけてしまうことが
あるので注意が必要です。

噛み癖をつけないためにも、
‘子犬の時期’にしっかりと教えることが
大切です。

【関連記事】
>>子犬の甘噛みはいつまで?その行動の理由と対処法も。

②成犬の場合

次に成犬の場合です。

成犬が噛んでしまう原因としては、
子犬の時の噛み癖が直っていないことや
飼い主のことを下の立場だと思っている
こと
などがあります。

この状態のとき、不満や怒りの感情から
飼い主を噛むことがあります。

また、新しいおもちゃなどを与えられ、
興奮が頂点に達したときに噛んでしまう
こともあります。

さらに、精神的な病気や恐怖から
噛んでしまうことも。

このように成犬の場合は、根気よく
治療を行うことが必要になる
ケースが
多いのです。

噛まないようにするためのしつけ方法は?

①子犬の場合…いけないことだと分からせる

噛まないようにするためのしつけ方法は?

子犬の場合、噛まないようにするためには
噛む習慣を断ち切ることが
重要になります。

しつけ方としては、何かの拍子に
噛んでしまうことがあった場合、

「痛い!!」
と大きな声を出す。


あるいは、
「ダメ!!」
と声を低くして言う。

など、いけないことをしたのだと
愛犬に分からせることが重要です。

また、犬の兄弟間でじゃれ合っている時、
子犬がエスカレートして上の子を
噛むことがよくありますが、

そんな時噛まれた子は強く噛み返します。

それと同じように、心を鬼にして子犬が
悲鳴を上げるくらいの強さでつねる、
という方法があります。

この方法は、自分のしたことがどれほど
痛いのかを
認識させる効果をねらいます。

また、子犬を仰向けにした後、首元と
胸を押さえつけ
低い声でウーと唸ることで
ダメなことだと
分からせるという方法も。

この方法は、親犬が子犬をしつけるとき
しばしば見受けられます

②成犬の場合…噛む理由を解明し飼い主が変わる

そして、問題なのは成犬が、噛んでは
いけないものを噛んだ場合です。

子犬が本能的に噛むのとは違い、
成犬が噛むのには原因があるので
まずはこの原因を的確に見つけて
あげることが
最優先課題となります。

犬がこのようになる背景として、
飼い主が犬と友達のように接していたり
過保護にしすぎているなどがあり、

犬自身の問題というよりは、
周りの人間が
変わる必要があるケースが多いです。

成犬が噛んでしまうのは、
犬自身が悪いということはほとんどなく、

周りの人や家族が犬に与える言動の
結果として
噛んでしまっている
だけなのです。

例えば、前述しました、成犬が噛んで
しまう原因
のひとつとして、

飼い主のことを下に見てしまって
いるのなら、それを
改善する努力をする。

また、愛犬が臆病な性格で人を怖がって
しまっているのなら、
犬の立場に立って
優しく声をかける、
名前を明るい口調で
呼ぶ、
頭を優しくなでるようにするなど。

大きい車の音などの騒音が近くで
なったときなどにパニックになり、

不安や恐怖を感じてしまうようなら、

尻尾を振るようになるまで少しずつ
繰り返しそのような場所に連れて行き、
慣れさせてあげるなどの工夫が必要です。

逆効果なのは、ただただ厳しく叱ることや
恐怖を植え付けるように
調教するようなこと。

このような場合、一時的にはおとなしく
なることも
あるかと思われますが、
根本的な解決にはならず、より事態が
深刻化するケースがほとんどです。

噛まないしつけをする際は、
愛犬が心を閉ざしてしまい精神疾患に
ならないように、


愛犬には悪気がないことを知り
犬の心に寄り添い、人間本位に
ならないように心がけましょう。

噛んで良いといけないをはっきりさせる

①噛むことを無理にやめさせない

人の手を噛んで怪我をさせる、家具を
噛んでボロボロにしてしまうなど…


このような行動は、噛んで良いものと
いけないものがわからない場合が
多いです。

噛まないように教えるのはとても大切な
ことですが、
犬が噛むというのは

本能からきているため、
すべてのものを噛まないようにすると
相当のストレスとなってしまいます。

②噛んでも良いおもちゃを与える

噛んで良いといけないをはっきりさせる

愛犬に気持ちよく過ごしてもらうためには
‘噛んでもいいおもちゃ’ を与えましょう。

これだけは、噛んでボロボロにしてもいい、
そんな対象がひとつあるだけで、犬は
ストレスを発散させることができるのです。

噛むためのおもちゃは、噛みちぎって
食べてしまっても
素材的に害がないもの、

弾力があって壊れにくいラバー製など、
安全な設計となっているものを
選びましょう。

ロープ型のおもちゃであれば、
飼い主さんと引っ張り合いながら
噛むことができるので、

愛犬とのコミュニケーションツールに
うってつけですし、
ストレス発散の
効果も期待できますよ。


また、噛んでいるうちに唾液が出て
口腔内の細菌対策にもなるので、
良いことづくしですね。


いかがでしたでしょうか。

愛犬が噛んでしまう原因から、
対策法などをお伝えしました。

犬が噛むことは本能であり感情の主張
なので仕方のないこと。

噛んではいけないものを教える時は、
まず噛む原因を突き止め、

愛犬がストレスを溜めないような
環境づくりや心に寄り添う指導が
大切ですね。

あとがき

11歳10ヶ月で旅立ってしまった
わが家のほたるというワンコの場合、
1才頃、一度だけでしたが夫が体罰を
してしまったのです。

恐怖心を植え付けられたほたるは、
それ以来夫をリーダーと認めますが、
八つ当たり的に他の家族を本気噛み
するように。
 
夫以外の家族は、ほたるにまったく
触ることができなくなるという最悪の
事態に陥ってしまいました。
 
それなのに、です。

私たち飼い主は、本気でほたるを
しつけ直そうとしなかったのです。  

まさにダメ飼い主の典型。

噛む犬になったほたるが亡くなる
約一ヶ月前、突然立つことができなく
なってもろくに医者に診せることも
できませんでした。

噛む犬でなかったら、
もっと永らえた命だったかも
しれないのに。

あなたは私たちのような過ちは
犯さないでください。

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