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犬を飼うことがストレスでしかない。どのように向き合えば?

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

犬を飼うことがストレスでしかない。どのように向き合えば?

犬を迎え入れる時、
飼い主さんは皆、犬との新しい生活に
夢や希望を抱いていると思います。

でも、しばらく犬を育てるうちに、
「こんなに大変だとは思わなかった」
ということが出てくるものです。

夜鳴きが激しい、家具を壊す、叱っても
噛みついてくる、トイレをなかなか
覚えない…など、悩んだり落ち込んだり
することがあるはずです。

中には、ストレスが溜まり、

「家に帰りたくない」

「せっかく飼い始めた犬だけど
 嫌いになりそう」

という状態に陥る飼い主さんも。

「自分の犬をかわいがれないなんて最低」

と、人間性を恥じてしまう飼い主さんも
いますが、決して自分を責めないで。

このような悩みを持つ人は、
まじめで責任感の強い人がほとんど。

次のような人たちです。

①初めて犬を飼う人
②完璧主義
③心配性
④孤独

そして、ストレスを溜めないための
解決方法には、

①犬を吟味して購入する
②マニュアルは参考程度にする
③しつけのハードルは低く、ゆっくりと
④相談できる人を見つける

というものがあります。

犬と暮らしていく上で、飼い主さんが
精神的に限界まで追い込まれ
最悪、里親に出すなんていう選択を
しなくて済むよう、

ストレスが溜まってどうしようも
なくなったときの解決方法と
今後の向き合い方を
ここから解説していきます。

犬を飼うことでストレスを
溜めやすい人って?

①初めて犬を飼う人

「子どものころから
 飼いたいと思っていた」

と、大人になって初めて犬を飼う人は
たくさんいます。

念願かなっての犬との生活に
なりますが、犬がいる生活に対しての
期待が大きいだけに、

理想と現実のギャップに落ち込んだり、
悩んだりしてしまいます。

②完璧主義

もともと、何事も完璧にやりたい人、
というのはストレスを溜めやすいです。

まじめなので、熱心にネットで
情報収集していることが多いのですが、
現実は、知識だけでは足りないことも
あり、柔軟性や応用力も必要。

このような人は、マニュアル通りに
いかないことがストレスになって
しまいます。

また、失敗させないように
常に先回りして見張るようになると、
犬の行動に囚われ過ぎてしまい、
精神的に追い込まれていく人も。

③心配性

犬の行動の一つ一つが心配で、
振り回されてしまいます。

例えば、ちょっと吐いただけでも

「あれが悪かったのか」

「死んでしまうんじゃないか」

と自分を責めたり大げさに考えるあまり
心が疲れ、ストレスが増大します。

④孤独

一人暮らしなどで、実質的に犬の
お世話を一人で担っている、

または、些細な心配を相談できる人が
いないなど、精神的なサポートが
足りない人はストレスを溜めやすいです。

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ストレスを溜めないためには
どうする?

①犬を吟味して購入する

犬は、犬種によって性格や飼い方が
大きく違います。

安易に、好みのルックスや直感で選び
がちですが、長い目で見て本当に自分が
飼える犬種かを見極めることが大切です。

穏やかな性格で選ぶなら、
レトリーバー・パグ・シーズーなど。

抜け毛が少なくトリミングが楽な犬種は、
マルチーズ・ヨークシャテリア・
チワワやダックスフンドの
スムースコートなど。

基本的には、愛玩犬や家庭犬と言われる、
人と共存するのに向いている犬を
選ぶことをおすすめします。

さらに可能なら、ブリーダーさんから
親犬や育った環境を見せてもらい、
兄弟と性格を比較して決めると安心です。

②マニュアルは参考程度にする

子育てもそうですが、
育児本がたくさん出回っていますね。

でも、本の通り育てれば親の思った
子供に成長するかと言えばそうでは
ありませんよね。

犬も同じなんです。

持って生まれた性格がありますし、
ペットショップで出会ったわずかな
時間でその子の個性を完璧に把握する
ことなどできません。

一緒に生活する中で、その子に合わせた
しつけをする必要があります。

情報収集は大切ですが、マニュアルに
囚われ過ぎず、臨機応変に気持ちに
ゆとりをもって接しましょう。

③しつけのハードルは低く
 ゆっくりと

「きちんとしつけなければ」
と気負うことはありません。

初めから、しつけやトレーニングの
ハードルを高くすると、できないことが
多くて行き詰まったりやる気を失ったり
してしまいます。

低めの目標を立て、
たくさんほめてあげましょう。

これが犬にとっても飼い主にとっても、
楽しく続けられるコツです。

④相談できる人を見つける

かかりつけの獣医さん、
ブリーダーさん、
ペットショップの店員さん、
トリマーさん、散歩仲間など、
困ったときに相談できる相手をたくさん
作りましょう。

飼い主さんはストレスと
どう向き合う?

ストレスも、ひどくなると体調に影響を
及ぼします。

食欲不振、嘔吐、下痢、動悸、不眠など、
ノイローゼの症状が出てきたら要注意。

速やかに心療内科を受診するか、
カウンセラーさんに相談しましょう。

また、犬のしつけは
ドッグトレーナーさんにお願いする、
日中は犬の幼稚園のような場所で
預かってもらい、

ゆっくりひとりで休む時間を作る、
などの対策が必要になってきます。

ここまでのポイントです。

▶ストレスフルな状況には、犬と飼い主
 両方の個性が影響している
▶犬選びは慎重に、しつけはナーバスに
 ならずリラックスして行う
▶飼い主の健康管理も大切にし、
 必要ならプロの手も借りる

当たり前ですが、犬は生き物です。

人の思い通りにならないからこそ、
心が通ったと感じられた時の喜びは格別。

情報収集するときは、
いいことだけでなく大変なことも
冷静にリサーチして、
心の準備をしておきましょう。

犬を飼うことは、時に飼い主に試練を
与えるかもしれません。

でも、その試練が時にはストレスを
引き起こし、犬との生活に嫌気がさして
しまうこともあります。

そんな時は一人で抱え込まず、
勇気を出して回りのさまざまな人の
助けを借りてみましょう。

そんな大変な試練を差し引いても、
犬との生活は私たちにとって
大きな価値があるはずですから。

 

{あとがき}

わが家にも以前、ほたるというワンコが
いたんです。

娘とネットの里親探しを見て、あまりの
可愛さに即決してしまいました。

でも、わが家にとってのはじめての
犬との生活は、ある日を境に幸せとは
程遠いものになってしまいます。

ほたるが1才頃一度だけですが、
昔のしつけ方しか知らない夫から
体罰を受けたのですが、

そしてなぜか、張本人の夫には
懐いて従い、夫以外の家族を本気で
噛むようになったのです。

私は2、3度噛まれ、流血し酷く
腫れましたし、息子も鼻を噛まれました。
(こちらは幸いかすり傷程度でしたが)

夫以外誰も触ることができなく
なりました。

もうほたるとの生活がストレスでしか
なくなり、手放すことが頭を
よぎったのも1度や2度ではありません。

最終的に私たちがとった手段は、
噛まれる場面を作らないことでした。

幸い、夫は触れたので、リード着けや
シャワーなどはやってもらいました。

噛む犬になる兆候が見えた時に、
すぐに直すための対策をとれば
よかったのに、

その努力もしなかった私(と夫)は、
まさにダメ飼い主のお手本です。

ほたるを撫でてあげられたのは、
亡くなった後だった、というのですから

わが家の犬との生活は、
ほたるにとっても私たちにとっても
不幸だったとしか言えません。

噛む犬にしてしまったせいで、
ほたるには満足な介護もしてあげられ
ませんでした。

そして私は自責の念につぶされそうな
重症のロスを経験することに…。

後悔先に立たずです。

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