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犬なんて飼わなければよかった。今後の向き合い方は?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

犬なんて飼わなければよかった。今後の向き合い方は?

「犬なんて飼わなければよかった」
と思っている人はいませんか。

犬との生活に夢と希望を抱いていた人に
とっては
とても辛いこと。

ついつい、
「手放したい」
なんて考えが頭をかすめ、そんな自分に
罪悪感を
抱えている人もいると思います。

あるいは、
「相性が悪かったのか」
「自分または犬の性格の問題なのか」
と、
誰かのせいにしたくなっている人も。

「犬を飼わなければよかった」
と思ってしまう理由には次のような
理由が。

①トイレのしつけが大変
②鳴き声がうるさい
③抜け毛の掃除が大変
④散歩が大変
⑤旅行に制限がかかる
⑥医療費が高い
⑦死が辛い

以上を踏まえ、
飼い犬とどう向き合っていけばいいか
ここから解説していきます。


なぜ「犬を飼わなければ
よかった」と思うのか

犬の世話を完璧にやろうとすることが、
体力的にも精神的にも飼い主の負担に
なっていることがあります。

特にしつけに関する悩みは根深いもの。

きちんとしつけられないと
飼い主としての責任を感じ、
自分を責める飼い主さんもいるでしょう。

①トイレのしつけが大変

トイレのしつけはとても難しく、
飼い主にとって最も負担の大きいもの。

部屋を排泄物だらけにしたり、
時には“食糞”といってフンを
食べてしまったりすることもあります。

飼い主が仕事から帰ってくると、
部屋は排泄物の臭いが立ち込め、
留守番していた犬もフンだらけ…
なんてことも珍しくありません。

これでは、どっと疲れが出てしまい
ますよね。

②鳴き声がうるさい

犬の鳴き声はかなり大きいもの。

なぜなら、犬は昔から人と一緒に仕事を
するために、大きな声で
吠える必要が
ありました。

狩猟犬は獲物がいることを知らせ、
牧羊犬は羊や牛を追い込むために、
吠えて人の役に立ってきたのです。

今、犬の役割は、仕事のパートナーでは
なく
愛玩犬へと変わってきました。

このような今の暮らしには、
犬の鳴き声は大きすぎるのです。

初めてペットを飼う人や繊細な
感性の持ち主
にとって、ストレスに
なるのもわかります。

③抜け毛の掃除が大変

抜け毛の掃除も、
飼い主の頭を悩ませることのひとつ。

犬種や飼い犬の数によっては、
抜け毛の掃除は一日一回では足りません。

小さな子供や、喘息などの病気を
持った家族がいるならなおさらですね。

テープでペタペタ貼り付けて
毛を取ったり掃除機をかけたりと、
掃除にかける手間も時間も増えます。

さらに飼い主や家族の衣服も毛だらけに
なるので、
きれい好きな人にとっては、
耐えられないことかもしれませんね。

④散歩が大変

毎日散歩に行くのはけっこう大変なもの。

雨や雪の日、暑さ寒さが厳しい日も
ありますからね。

犬の一日に必要な散歩時間は、小型犬で
30分、中型犬で1時間、
大型犬はなんと
2時間にもなるんです。

日によっては、飼い主の体調が
すぐれない日だってあるでしょう。

本当なら休みの日ぐらい寝坊して、
一日中パジャマで過ごしたくても、
散歩のために身だしなみを整えて
出かけたりもしますよね。

⑤旅行に制限がかかる

旅行に行きにくくなるのは確かです。

最近は、
ペット同伴OKの宿が増えたものの、
飲食店など犬を連れていけない所が
たくさんあります。

よって国内外を問わず、
高級ホテルや老舗旅館に滞在しながら
ゆっくり観光することが
難しくなるのは必須。

ペットホテルや友人に預けるにしても、
犬のしつけの状況や性格によって
預けられる期間は大きく変わります。

分かっていたこととは言え、旅行に
制限がかかると
思い切り羽を伸ばせなく
なってしまいますよね。

⑥医療費が高い

犬の医療費は高く、保険会社の調べに
よると、
犬の生涯でかかる医療費は
約100万円とか。

毎年の予防接種や健康診断の他、
高齢になればケガや病気が
増えるからです。

ペット保険に加入していれば
負担額は抑えられますが、
その代わりに保険料がかかります。

⑦死が辛い

近頃は犬の死が辛すぎて、
ペットロスになる飼い主が増えています。

犬と飼い主との関わりが親密になり、
失った時の喪失感が大きいからです。

犬をかわいがるあまり、
亡くなった時に
「こんなに辛い思いをするなら、
犬なんて飼わなければよかった」
と考えてしまう人も少なくありません。

ほとんどの人は、悲しみを身近な人に
受け止めてもらうことで少しずつ
回復していきます。

けれど中にはペットロスが重症化し、
カウンセリングや薬物療法が必要に
なる人も。

今後の向き合い方は?

真剣に悩んでいる人は、
まじめに頑張っている人です。

特に、ひとりで犬の世話をしている人や
弱音を吐けないタイプの人は、
精神的に追い込まれやすいので
気を付けましょう。

「きちんとしつけなければいけない」
「いつもきれいにしなければダメ」
と高い理想を掲げると疲れて
しまいますよ。

自分一人で抱え込んで、
頑張りすぎてはいませんか。

力を抜いて
「うまくできないことがあってもいい」
と考えるよう、少し意識してみるのも
いいかもしれません。

時には犬を預けて息抜きするなど、
犬の日課より自分のやりたいことを
優先してみてください。

しつけが負担なら、プロの
ドッグトレーナーに
頼ってもいいんです。

責任感が強いのはステキなことですが、
時には誰かを頼る勇気も必要ですよ。

犬を思い通りにしようとする気持ちが
強すぎると、
怒りや失望を抱きやすく
なってしまいます。

では、今日の記事のポイントです。

・犬を飼わなければよかったと思うのは、
 高い理想と責任感で飼い主が
がんばり
 すぎているのが原因かも

・犬中心になりすぎず、
 まずは飼い主の幸せを優先することも
 大切

心をすり減らして、完璧な飼い主に
なろうと
しなくてもいいのです。

犬以外にも目を向けて、
程よい距離を取ることが大切。

飼い主が幸せであることが、犬に愛情を
感じるためにも
必要なことなのですから。

 

{あとがき}

以前、わが家にはほたるというワンコが
いました。

ほたるは生後3か月でうちに
来たのですが、
6か月頃でしたか、
それこそ前述したような

私が仕事から帰ってくると、
部屋は排泄物の臭いが立ち込め、
ほたるもフンだらけ、
ということがありました。

また、
めったに鳴かなかったのは
幸いでしたが、
抜け毛が多い犬種らしく
掃除も大変でしたし、覚悟はしていた
散歩でさえ、
終いには誰が連れて
行くかで
家族がなすり合っていました。

1日1回しか散歩に行けない日も。

本当にダメ飼い主です。

私たち飼い主の最大の失敗は、ほたるを
噛む犬にしてしまったことでした。

最悪だったのは、噛む犬にしてしまった
せいで、
私の実家(700キロくらい
離れている)の
父の葬儀に
孫である息子が
行けなかったこと。

嚙む犬にしてしまったから
ペットホテルにも知人にも
預けることができず息子が残る羽目に。
(リードはもうずーっとつけっ放し)

もちろん、後で息子は
おじいちゃんを拝みに行きましたが。

噛む犬にしてしまうと、
犬の世話の大変さが増幅してしまいます。

犬も飼い主も本来の
幸せな犬との生活なんて味わえません。

ほたるが亡くなったあと、
私は後悔だらけの重症のペットロスに。
(自業自得ですね)

あなたは絶対噛む犬にしないでください!

もししてしまったら、
できるだけ早く直す手段を検討し
実行してあげることを願っています。

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