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犬が靴下を食べた!布製品を誤飲した時の対処法と防止策

この記事を読むのに必要な時間は約 8 分です。

犬が靴下を食べた!誤飲物によって違う対処法と防止策

犬が靴下をかじって食べたなど、
布製品を誤飲をしてしまう事故を
よく聞きます。

誤飲するものによっては、
アレルギー反応を起こしたり
命を脅かす危険なものもあるので、
十分注意しなければなりません。

犬が靴下など布製品を誤飲したときの
症状としては、
主に次のようなものがあります。

①気道閉塞
②食道閉塞
③胃内異物
④腸閉塞

また、以下のような対処法は
やってはいけません。

①無理に吐かせたり出ているものを
 引っ張ったりしない
②自己判断での対処はしない

今回の記事でお伝えすることは、
犬が靴下など布類を食べたときの
具体的な症状や対処法、

そして愛するワンコが悲惨な目に
あわないための誤飲防止対策に
ついてです。

なお、布製品を誤飲する理由については
以下のページ先リンクに
まとめてあります。
>>犬が布などを食べるのはどうして?対処法や気を付けたいこと

それでは、ここから解説していきます。

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1.犬が靴下などの布を食べたときの主な症状

①気道閉塞

気道閉塞になってしまうと、
‘呼吸困難’を引き起こします。

早急に気道を確保しないと死に至る
可能性があるため、最も危険な症状です。

②食道閉塞

食道閉塞は小型犬や超小型犬に多い症状。

犬は食べ物をあまり噛まずに飲み込む
ことが多いため、食道に詰まらせて
しまいこの症状が起きることがあります。

食道閉塞になると、

‘咳き込む’
‘吐く仕草をする’
‘よだれを垂らして苦しそうにしている’

という症状が多く見られます。

喉から「グゥグゥ」という音が
聞こえることも。

③胃内異物

異物が食道を通過して胃に達して
しまった状態です。

無症状で終わることもあるのですが、

‘食欲低下’
‘繰り返し嘔吐’

などの症状が表れることがあります。

④腸閉塞

飲み込んだ異物が腸に達した時に
起こりやすく、症状が出るまでに時間が
かかることも多いです。

‘食欲がなくなり全く食べなくなる’
‘激しい嘔吐’
‘腹痛’

などの症状が表れます。

2.犬が靴下など布類を食べたらどう対処する?

誤飲したものの形状によっては
命に関わるものも。

無症状で便と一緒に出ることも
多いですが、

危険なのは体のサイズに
対して大きなものや長いひも状のもの、
靴下などの糸くずが出るような布製品を
飲み込んでしまった場合です。

胃にとどまってしまったり
腸を詰まらせて腸閉塞を起こす恐れも。

▶やってはいけない対処法

・無理に吐かせたり出ているものを
 引っ張る

誤飲したとき、吐かせようとしたり
お尻から出てきたときに引っ張ったり
すると、のどや腸壁、肛門を傷つけて
しまうので絶対にしないでください。

・自己判断での対処

ケースによっては、切開手術での摘出が
必要なケースもありますので、
くれぐれも素人判断をしたりネットの
情報を鵜呑みにせず、早急に受診する
ことが必要です。

犬の誤飲事故で重要なのは、
何を飲み込んだのか(わからない場合は
飲み込んだ可能性のもの)を確認して、
すぐに受診する、ということです。

飲み込んだものが小さかったり
症状が出ずに便と一緒に排泄される
ことも多いですが、その場合でも医師に
相談してみると安心ですね。

3.犬が靴下など布類を食べないための防止策

愛犬が悲惨なことにならないよう、
普段から予防することが大切です。

①普段からトレーニングしておく

口にくわえたものをすぐ離すように
トレーニングします。

トレーニング方法としては、
指示を出したとき、くわえている
おもちゃを離したら、おおげさすぎる
ぐらいにほめてごほうびをあげ、

さらにすぐおもちゃも返してあげる、
という遊びを繰り返します。

そうすることによって、犬は

「くわえているものを飼い主に渡すと
良いことがあるんだ!」

と学習し、飲み込まずに口から
離すようになるんですね。

また、このトレーニングは
拾い食い防止にも有効です。

②片付けや掃除を徹底する

片付けや掃除を常に心がけて、誤飲の
原因を排除しましょう。

床にぬいぐるみやタオルなど
置きっぱなしにしていないか
チェックします。

安全なおもちゃのみを渡しておき、
誤飲されそうなものは絶対に
開けられない場所に収納することも
一案ですね。

③食事管理とストレスチェック

空腹すぎたりストレスが溜まっていると
誤飲の原因になることがあります。

食欲を満たす食事の管理を心がけて
散歩や運動、遊びでストレスを
減らしてあげましょう。

スキンシップを兼ねて、一緒におもちゃで
遊んだりブラッシングをしてあげるのも
いいですね。

 

犬はもともと、何でも口に入れてしまう
誤飲誤食しやすい動物なんです。

そのため、普段からの誤飲防止策の
徹底や万が一のことがあった場合、

飼い主さんが落ち着いた行動が
できるか否かで、愛犬の明暗が
分かれることにも。

大切な愛犬を守っていきましょう!


{あとがき}

うちの、今は亡きほたる
(♀、ポメ×シバ(雑種かも))は、
使用済みの靴下が大好きなワンコでした。

それも、夫のだけです。

隠したつもりでも、いつの間にか
くわえてきてソファーの上で夫の靴下を
むさぼっているのです。

ウンチに混じって出ていることが
多かったとはいえ、
残って蓄積されているかもしれず、
体にいいわけがありません。

でも、私たちダメ飼い主がほたるを
噛む犬に変貌させてしまったため、
噛まれるのが怖くて取り上げることも
できませんでした。

私は二度ほど噛まれ、流血と酷く腫れる
という経験をしているとはいえ、
自分が本当に情けなかったです。

愛犬を噛む犬にはしないで。

もし、してしまったら直してあげて
ください。
(直してあげる根性もない私が言うのも
おかしな話ですが)

わが家のように、愛犬の病気を治して
あげることも介護も満足にできず、
延ばせたかもしれない寿命も
延びませんから。

ほたるが旅立った後、私の自責の念
だらけのロス症状は酷いものでした。

自業自得ですが…。

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