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犬が長生きする秘訣は?できるだけ一緒に過ごしたいから

この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

犬が長生きする秘訣は?できるだけ一緒に過ごしたいから

愛犬が長生きする秘訣を知っていますか?

家族のように愛情を注いできた犬とは、
できるだけ長く一緒に
過ごしたいですよね。

最近の犬の寿命は12~15歳と、
ひと昔前に比べると10年以上生きることも
珍しくはなくなりました。

中でも長寿な犬は、20歳を超えるほど。

犬の寿命の長短は、大まかにいうと
次のようなことに影響されるのでは
ないでしょうか。

・小型犬か大型犬か
・外飼いか室内飼いか
・日頃のお世話の仕方
   (食事、運動、飼い主さんとの
  関わり方など)

もちろん、その他にもさまざまな
要因があるとは思いますが、
一番に言えることは無理をさせない
ということ。

今回の記事では、犬が長生きする秘訣を
さまざまな面からお伝えしていますので、
できるだけ長く愛犬と過ごしたい
飼い主さん、ぜひご参考に!

ここから解説していきます。

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小型犬と大型犬では寿命に差が出ることも

ミニチュアダックスやトイプードルなど、
人気の小型犬の平均寿命は14歳、

ゴールデンレトリバーなど
大型犬の平均寿命は10歳と、
小型犬の方が長寿の傾向なんですね。

哺乳類は普通、
ネズミとゾウを比べると分かるように、
大きい動物の方が長生きです。

なのに、大型犬の方が小型犬より
短命なのはなぜでしょうか。

それは、大型犬と小型犬では
身体の大きさが違うのに心臓の大きさは
ほぼ同じため、

身体が大きいわりに心臓が小さい
大型犬は心臓への負担が大きく
細胞の老化も速いためといわれています。

犬の寿命は外飼いと室内飼いとでも違う!

犬の寿命は外飼いと室内飼いとでも違う

‘犬を外で飼うと寿命が縮む’
と言い切れるわけではないのですが、

実際、平均寿命のデータを見ると
外飼いは室内飼いより2~3年
短いそうです。

また、一般的に日本犬は本土の気候に
適しており外飼いが可能ですが、
洋犬はどちらかと言えば室内飼いが
適しているといわれます。

さらに、外飼いと室内飼いには
それぞれ次のようなリスクが。

①外飼いのリスク

・脱走事故
・病気にかかりやすくなる
・ノミ、ダニなどの寄生虫がつきやすい
・飼い主が犬の体調不良に気づきにくい
・悪天候や低気温などによる心身の負担
・もらい食い、いたずらの危険
・騒音や寂しいことによるストレス

中でも脱走事故で亡くなった犬が
平均寿命を下げている影響もありますが、
外飼いの犬の平均寿命は短く
なりがちです。

②室内飼いのリスク

・飼い主との生活リズムの違いが
 ストレス
・運動不足になりやすい
・多頭飼いの場合のストレス

室内飼いの一番のリスクは、
犬が独立した生活リズムで
過ごしにくくなるということです。

できる限り、愛犬には飼い主さんと
一緒に室内で過ごさせたいです。

外飼いと室内飼い、どちらにしても
一番大事なことは快眠できるかどうか
なんですね。

できるだけ愛犬にとって過ごしやすい
環境作りをしてあげるしかありません。

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愛犬の寿命は日頃の関わり方でも違いが!

①食事

犬に限らず、生き物が長生きするには、
無論食事がとても大切ですね。

1)人間の食べ物は与えない

飼い主さんが食べさせたいものを
与えるのではなく、
犬にとって必要なものを与えるという
考え方が必要になります。

いつも同じフードを与えていると、
つい、可愛いパッケージのおやつや
珍しい食べ物、自分たちと同じものを
食べさせてみたくなるもの。

その気持ちもわかりますが、
犬の健康を考えて我慢しましょう。

人間の食べ物は塩分や糖分が
多すぎるので与えないようにしましょう。

犬が長生きするには、
消化が良く栄養価が高いフードを
与えるのがベストなんです。

近頃のドッグフードは大いに改良され、
長寿に大きく貢献しています。

ドッグフードに関しては、

・酸化防止のため開封後1か月以内には
 与え切るようにする

・安さばかりを重視せず良質なものを選ぶ

ということに注意しましょう。

2)犬の成長に合わせた食事内容を

【子犬】
 子犬の時期は成長期なので、
 しっかりとした身体を作る食事を
 心がけましょう。

 子犬用として市販されている
 ドッグフードには、この時期の成長に
 必要な成分が配合されているので
 おすすめです。

【成犬】
 成犬になったら成犬用の食事を
 与えましょう。

 この時期は、炭水化物と脂肪分の
 多いものは避けた肥満防止に配慮された
 食事を与えることが大切です。

【高齢犬】
 特に高齢犬は成犬より多くの
 たんぱく質を必要としています。

 鶏の胸肉を煮て、普段のエサに
 混ぜてあげるのもたんぱく質が手軽に
 取れるいい方法ですよ。

 また、消化機能が衰えてくる高齢犬の
 食事は、消化吸収しやすいことが
 第一条件です。

 それには ‘少量を複数回’ が理想。

高齢犬の場合、特に次のことにも
注意しましょう。

▶噛む力がないときは流動食

 寝たきりや噛む力がないときの
 食事対策として、流動食をシリンジで
 与える方法があります。

・まず、クッションや折り畳んだ
バスタオルを上半身の下に敷いて、
自然と上体を起こした状態にします。

・次に、あごを上に向けて
与えるのですが、このとき気管に
入らないようにするために、
顔の向きは横にしたままシリンジを
口の奥の方に入れます。

奥の方に入れるのは、飲み込みやすく
するためです。

▶噛む力が比較的ある場合

 逆に、比較的噛む力がある場合は、
 柔らかいフードを団子状にして
 スプーンで与えます。

 必ず、飲み込めているかしっかり
 確認しながら少量ずつあげましょう。

今は市販でも高齢犬用に良く考えられた
ドッグフードが出回っているので、
大いに活用したいですね。

3)体重に適した量を与える

あと食事面で注意してほしいのが
体重管理です。

食欲旺盛だからと自由に食べさせていると
怖いのが肥満。

体重増加の弊害としては、
・足腰の関節への多大な負担
・尿路結石症(※)、糖尿病にかかりやすい
・心臓、呼吸器などへの多大な負担

と、いいことはないので、ちゃんと
体重管理をしてあげましょう。

※尿路結石症に関しましては以下の記事を
ご覧ください!
犬の尿路結石の原因は?注意すべき症状や対処方法〉

反対に、量が少ないと免疫力が低下して、
病気にかかりやすくなってしまいます。

食事量が少ない場合は、サプリメントを
うまく活用するのもいい方法ですよ。

また、トマトやブロッコリー、リンゴ、
ミカンなどにも長寿につながる成分が
含まれているのでおすすめです。

4)食事環境の見直し

そういえば、わが家の今は亡きほたるが
高齢期に差し掛かってしばらくした
ある日気づいたのですが、食事中の
姿勢がいやに辛そうなんですよ。

そこで今まで床置きにしていた器を
台に置いてかがまなくても食べられる
ようにしたら、
食べやすそうにしていました。

そうなんです、高齢犬は筋力が弱く
なっているので一定の姿勢を保つのが
難しいんですね。

もしあなたの高齢の愛犬が、途中で
食べるのをやめてしまったり辛そうに
食べていたら、

器の位置を高くしたり下に滑り止めを
敷いたりして、食事環境を見直して
あげましょう。

②運動

人間と同じように、犬も老化すると
代謝が下がります。

今までと同じ食事をしていても
だんだん体重が増えてきてしまうので、
それをストップさせるには十分な
運動が必要。

特に高齢犬になってからの散歩は、
1日につき短時間を複数回、
なるべくコースを変えて、が理想です。

元気なうちからしっかり運動させて
筋肉をつけておきましょう。

足腰が丈夫だということは長生きに
つながりますし、筋肉量が多いことは
肥満や関節痛の予防になりますから。

また、運動は身体機能の維持だけでなく、
犬のストレス発散にもなるので、
ストレスが起因の病気の予防にも
なりますよ!

★関連記事
〈老犬が歩けるようになった!こんな素敵なことが起こったわけ〉

③飼い主さんとの関わり

愛犬の寿命は日頃の関わり方でも違いが!

まず第一に言えるのは、
愛犬を噛む犬にしないということです。
(うちの場合は大失敗して
 介護も満足にできませんでした)

犬は感情のある動物なので、
飼い主さんとのスキンシップやいろいろな
関わりの中で、楽しい気持ちにも寂しい
気持ちにもなります。

社会的な動物でもある犬は、
飼い主さんと気持ち的につながって
いることで安心し、
離れると不安を感じるんですね。

犬は、安定した情緒を保つことで
ストレスや病気に対する抵抗力ができ、
長生きにつながります。

なので、できるだけ飼い主さんが、
一貫した温かい態度で関わることが
大切です。

ただ、過度な愛情のかけ方はかえって
愛犬のストレスになってしまうので、
‘適度に’をおすすめします。

④定期健診と予防接種

外飼いでも室内飼いでも、
愛犬には定期健診と毎年の
フィラリア予防接種を必ず
受けさせましょう。

定期健診は病気の早期発見に
つながります。

フィラリアは、蚊が媒介する寄生虫で
犬が刺されることで感染し、
一度かかると駆除できない怖い病気です。

⑤去勢、避妊

去勢や避妊をすることで、
生殖器の病気予防と発情期の犬の
ストレスを抑えることができます。

ストレスは免疫力を低下させ、
寿命にも関わるので侮れませんね。

⑥犬自身と周囲の環境を清潔に!

人間にも言えることですが、
常日頃、身体や身の回りを清潔にして
おくことで寿命が延びることも
少なくないようです。

寝具や床周りなどはいつも衛生的に
保ちましょう。

ただ、気をつけたいのが高齢犬の
シャワー。

高齢犬にとってシャワーはとても
疲れるので、短時間で済ませるように
しましょう

もし、トリミングサロンなどに
頼む場合は、高齢だということを
ちゃんと伝えておくと安心です。

⑦至近距離での喫煙

そばでたばこを吸われると、人間と同様
犬だって肺がんのリスクに侵されるなど
健康面で決していいことはありません。

また、愛犬がたばこの吸い殻を誤飲
することも考えられます。

大変危険なので絶対やめましょう。

⑧緊急時や夜間対応可の動物病院を決めておく

愛犬はいつなんどき体調を崩したり
ケガをしたりするかわかりません。

そういう時、かかりつけの動物病院が
緊急時や夜間でも診てくれるなら
良いのですが、

そうでないなら、別にそのような対応が
可能な病院を押さえておくと安心ですね。

 

今回の記事のポイントです。

・ある程度、犬種や個体によって
 もともとの寿命が異なる
・飼い主さんが、色々なリスクを回避して
 あげることで長生きしやすくなる

愛犬に長生きしてもらって
できるだけ一緒に過ごせるよう、

飼い主さんは健康管理をしっかりと
したうえで、できる限りのことは
してあげたいものです。

★環境省関連サイトもご覧ください!
 捨てず 増やさず 飼うなら一生』

 『ペットも歳をとります』

 

あとがき

以前わが家にいたほたるという
ワンコのことを、

「この子は絶対長生きするよね。
 余裕で15才!」

なんて私たちは言っていたものです。

ところが、なんと12才にもならずに
旅立ってしまいました。

長生きできなかった理由は、
飼い主の不手際で ‘噛む犬’ にして
しまったからだと思っています。

寝たきりになっても
受診させることができず、
満足な介護もできなかったのですから。

絶対、愛犬を噛む犬にしてはいけません。

してあげられないことが多すぎて、
犬の寿命を縮めてしまいますから…。

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