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犬にリーダーウォークのしつけは必要?具体的方法が知りたい

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

犬にリーダーウォークのしつけは必要?具体的方法が知りたい

犬にリーダーウォークの
しつけは必要でしょうか。

犬を飼い始めた人は、オスワリやマテ、
トイレのしつけに熱心に
取り組みますよね。

でも、リーダーウォークとなると、
あまり教えず後回しにしている人も
いると思います。

よその犬がリーダーウォークで
お利口に散歩しているのを見て、

「いつかは教えたいな」

と考えていても、いざ散歩に出ると
毎回犬のペースに振り回されて
しまって、

どうやって教えたらいいのか
分からない人も多いのでは
ないでしょうか。

リーダーウォークをしつけた方が
いいのは次の理由からです。

①危険から守る
②コミュニケーションをとる
③首に負担をかけない
④散歩がスムーズになる

そして、次のようにしつけると効果的。

1)アイコンタクト等、基本的なしつけを
 しておく

2)はじめは室内でポジショニングを
 教える

3)一歩ずつ前進し、できたらほめるを
 繰り返す

4)できるようになったら外で試す

そして、リーダーウォークのしつけでは、
やってはいけないことも。

それでは、ここから解説していきます。

犬にリーダーウォークを
しつける意味

犬を飼っている人なら分かると
思いますが、
犬をしつけるのには意味があります。

「マテ」「フセ」「オスワリ」も、
犬に芸をさせることが目的と思って
いる人がいますが、そうではないんです。

リーダーウォークにももちろん大切な
意味があります。

次のようなことです。

①危険から守る

何といってもこれが一番の目的。

犬が何らかのきっかけで、
急に猛ダッシュしてしまうと事故に
あうことも考えられます。

あるいは、よその人や犬に襲い掛かって
ケガをさせる可能性も…。

その他、拾い食いの危険を
さけるためにも必要なしつけです。

②コミュニケーションをとる

散歩は、犬にとって一日で最も楽しみな
時間です。

リーダーウォークができるようになると、
リードを通してコミュニケーションが
取れるようになるので、
飼い主と犬との信頼関係が深まります。

信頼関係は、全てのしつけの基本となる
大切なもの。

毎日リーダーウォークで
積み重ねていきたいところですね。

③首に負担をかけない

散歩の時、首輪を使っていますよね。

あれって実は、使い方によっては
犬の体に負担をかけることがあるんです。

興奮してぐいぐい引っ張ると、
犬の首や肩には大きな力がかかります。

特に小型犬の場合、中型犬以上の犬より
真上に向かってリードが張られます。

首吊りの状態に近く、毎日繰り返すと
頚椎の椎間板ヘルニアや、
舌骨の骨折などリスクが…。

犬は興奮していると、
無意識に引っ張ってしまいます。

しっかりと飼い主が犬の体のことを
考えてあげないといけませんね。

④散歩がスムーズになる

犬の好き勝手に散歩をされるのは
飼い主の負担にもなりますよね。

大型犬なら引っ張る力は相当のもの。

女性や子供では散歩ができないとなると、
自然と散歩の回数が減ってしまいます。

力の強い人にとっても、散歩に楽しさを
見いだせないとおっくうになって

「散歩は最低限でいいや」

となってしまいがち。

犬の幸せのためには、
たくさん散歩させてあげたいですよね。

やはり、リーダーウォークをマスターし、
家族みんなが無理なく散歩できる状態に
しておくことがベストでしょう。

犬にリーダーウォークを
しつける方法

リーダーウォークをしつける具体的な
方法をお伝えします。

1)アイコンタクト等、基本的な
 しつけをしておく

基本的なしつけができないと、
リーダーウォークを教えるのも難しく
なります。

まずはアイコンタクト、オスワリ、
マテをマスターさせましょう。

2)はじめは室内で
 ポジショニングを教える

いきなり外で教えることは難しいです。

なぜなら、外の世界は犬にとって
刺激が多く、初めてのことを教えるのに
向かないからです。

まずは、室内でリーダーウォークの
基本的なポジショニングから
教えましょう。

すでに成犬なら、
リードを見せると散歩に行けると思い
興奮することもあるので、リードなしで
ポジショニングを教えるのが良いです。

迎え入れて間もない子犬の場合、
リードに慣れさせることから始めます。

慣れてきたら繋いで
飼い主は右手にリードを持ちます。

この時リードは緩ませてください。

左手におやつを持ち犬に見せます。

犬がおやつに集中したら時計と
反対周りに一周し、飼い主の左側に
犬が付くように誘導しましょう。

上手にできたらおやつを与えます。

3)一歩ずつ前進し、
 できたらほめるを繰り返す

再び左手におやつを持ち、
飼い主は一歩進んでみてください。

犬が横についたまま、うまく進めたら
ほめておやつを与えます。

ここは時間がかかって、なかなかうまく
行かない所かもしれません。

根気強く教えてください。

少しずつ進む距離を長くしていきます。

4)できるようになったら外で試す

室内でリーダーウォークができるように
なったら、いよいよ外へ。

でも、いつもの散歩コースで
デビューするのはハードルが高いかも
しれません。

興奮して飼い主のことが頭になくなって
しまう犬もいるでしょう。

いつもの散歩は別口で行い、
十分発散させた後公園等へ行きましょう。

ポイントは、まずはオスワリさせて
興奮を沈めることです。

飼い主とアイコンタクトがとれるくらい
落ち着いた状態になったら始めましょう。

歩き出して、犬が前に出たら、
鼻先を横切るようにして方向転換し、
真逆の方に歩きます。

犬が横についている時は、
ほめたりおやつをあげたりしながら
そのまま歩き、
前に出たら再び方向転換します。

急に曲がったり方向転換したりすると、
犬は飼い主の動きに
集中しなければならなくなります。

こうして、飼い主主導で歩くことを
教えていくのです。

やってはいけないこと

リーダーウォークを教える場合、
犬が抱く嫌悪感の程度は、

「引っ張られて歩きにくいなあ」

と犬が思うくらいで十分です。

リードを強く、素早く引っ張るのは、
犬の首に大きな負担をかけるので
やめましょう。

今回の記事のポイントです。

・飼い主と信頼関係を深め安全に
 散歩するためリーダーウォークは必要

・しつけるには、基本的なコマンドを
 マスターしておく必要がある

・いきなり散歩コースでしつけるのは
 難しい。
 まずは室内で始め、次は屋外で練習し、
 徐々に散歩コースデビューするのが
 おすすめ

いかがでしたか。

散歩は、
「飼い主といっしょに歩くこと」
と分かるまで、
根気よく教えてあげてください。


{あとがき}

以前わが家にいたほたるは、飼い主の
不手際で人の手というものが
怖くなっていて、

近づくと唸ってからとかではなく
いきなり本気噛みでした。

ただ、リーダーウォークに関しては、
できないというわけではなく
少し訓練すれば完全にできそうでした。

が、噛む犬にしてしまったばっかりに、

「方向転換を繰り返しているうちに、
 リードが外れたらどうしよう、
 ほたるをつかめない…」

という心配が先立ってしまい、
訓練ができませんでした。

本当に情けないダメ飼い主。

噛む犬にしてしまうと、
しつけも何もできなくなってしまいます。

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