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犬の性格が変わった。凶暴になった原因と対処法は?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

 

犬の性格が変わった。凶暴になった原因と対処法は?

とても穏やかだった犬が
急に激しく吠え出す、

強い敵対心や怒りを
露にするようになった。

噛み付くようになってしまったなど、
お悩みの方も少なくないのでは
ないでしょうか。

犬の性格が変わる原因には
次のようなものがあります。

・体調に異変
・恐怖心
・警戒心が芽生える時期が存在する
・権勢症候群

この記事では、
犬の性格が変わってしまう主な原因と
その対処法について解説していきます。

それと、多くの飼い主の方が
誤解していることがあるのですが、

それは‘去勢手術’が原因で
穏やかだった犬の性格が変わって
凶暴になってしまった、ということ。

このことも併せて
お伝えしていきますね。

何が原因で犬の性格が
変わるのか

・体調に異変

穏やかだった犬が凶暴になるなど、
性格が変わったようになる原因は、
体調に異変が起きている場合が
多いものです。

身体の中に腫瘍ができている、
股関節に異常があり
歩くたびに足が痛むなどの苦痛から
そのようになっているケースが
考えられます。

・恐怖心

犬は不安や恐怖心から
噛むようなことがあります。

たとえば、過去に何かしらの
トラウマがあり、その時の状況が
フラッシュバックし、恐怖から
歯をむき出して威嚇するなど。

・警戒心が芽生える
時期が存在する

犬には生後約3か月半までに、
社会化期と呼ばれる時期があります。

この時期は、好奇心が旺盛で
何事にも物怖じしないため、
しつけを行うには
最適な期間なんですね。

具体的には、
人や犬とたくさん触れ合うことや、
比較的交通量の多い道路などの
大きな音が響く場所に慣れさせる、
というようなしつけを行う
時期のことです。

この生後3か月半を過ぎると
警戒心が芽生え始めるため、

前は甘えたがりの性格だったのに、
臆病や凶暴な性格に変わったように
見えてしまうんですね。

でも、実際には犬の性格が
変わることは少なく、
環境の変化などにより、
単純に警戒心を持ったという
場合がほとんど。

また、成熟期を迎える時期になると、
体格が大きくなることなどから
言うことを聞かなくなる、

さらに10才くらいになると
老衰してきた不安感から
臆病になってしまうケースなど、

性格が変わったような時期が
成長過程で所々に
見られるようになります。

・権勢症候群

‘権威症候群’とは、
別名‘アルファシンドローム’とも呼ばれ、
犬と飼い主の主従関係の認識が
崩れているときに、
犬に表れる症状のこと。

つまり、犬が飼い主のことを
自分より下に見ている場合に
この症状が見られるようになり、

原因は、社会化期にちゃんとした
しつけを行わないことや、
犬を甘やかしすぎていること、
人(飼い主)が犬を怖がっているなどです。

このケースでは、
犬は自分のテリトリーに
入ってきた飼い主を威嚇する、

飼い主が体を触ろうとすると
突然激怒するなど、
飼い主に対して敵対意識を
もつようになります。

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去勢手術が原因で犬の
性格が変わる?

去勢手術後に凶暴になる犬は
少なくないようです。

ただこれは、手術の痛みや
恐怖などの苦痛からそのように
なってしまっていることが多いためで、

しばらく安静にして
優しい言葉をかけてあげる
ようにすると、だんだんと
人間に対しての信頼感を取り戻し、
穏やかな性格に戻ることが
ほとんどのようです。

去勢手術後に
犬が凶暴になってしまったときは、
あまり構ったりせずに
優しく見守ってあげてくださいね。

そうすれば、
少しずつ落ち着きを取り戻して
いくことでしょう。

犬が性格が変わったように
なった時の対処法

・動物病院につれていく

犬の性格が変わったようになる
原因としては、
体調不良のケースが多いです。

特に股関節に不調が出ると
そのようになることがあるため、
動物病院を受診し治療をして
症状が改善すると、
性格が元に戻ることがあります。

また、病気や異変があったときの
早期発見につながりますので、
まずは動物病院へ
連れて行くようにしましょう。

原因が明らかになることで、
飼い主も犬とどのような接し方を
すればよいのかが明確になるため、
飼い主の心配を減らすことも可能に。

・しつけを行う

犬が凶暴になる、
怒りっぽくなる原因として、
飼い主のことを
下にみていることがあります。

どうして下に見るようになったのか、
それは、飼い主が食べているものを
犬が欲しがっているからと与えたり、

犬に構いすぎていて、
犬がひとりになる時間がないなどが
考えられますね。

このようなことがあると、
犬は飼い主と身分が同等か
それ以上だと思うようになり、
飼い主に対して横暴な態度を
とることがあります。

具体的には、
散歩のときに飼い主のペースに
合わせずに犬が先に歩いたり、
名前を呼んでも反応しないなど。

このような場合は、
しっかりとしつけをすることが大切です。

だからといって、
暴力や暴言などで分からせる
(これは全く逆効果)のではなく、
犬と真摯に向き合い、主従関係を
はっきりさせることが目的です。

飼い主のご飯をあげないことは
もちろんですが、
犬の食事は人より後にする、
何か悪いことをしたときには
短く大きな声で叱るなどがポイント。

またお手やお座りなど
コマンドを積極的に教えると、
「自分は人間に従う立場なのだ」
と、認識させることができるので
おすすめです。

いかがでしたでしょうか。

犬の性格が変わるというよりは、
周りの要因が変わった結果
怒りやすくなるケースが多いようですね。

いずれにしても、
犬が何かを嫌がったり怖がったり
していることは確かですので、
その原因を突き止めるように
してみてください。

愛犬の性格が凶暴になるのは、
何かのSOSの可能性が大きいので、
まずは動物病院を受診して、
専門家の話を聞くように
してみてくださいね。


{あとがき}

もう亡くなってしまいましたが、
飼い主の不手際から噛む犬になって
しまったわが家のほたるも、
4~5か月頃
までは人に対して
全く警戒心と
いうものが
ありませんでした。
   
どこでも愛嬌を振りまいていたのですが、
この時期に
警戒心が表れ始めたのか、
他人には愛嬌もなくなり凶暴になった
ような気がします。

それどころか、私たち飼い主の不手際に
よって
本気噛みをする犬に変貌して
しまいました。

それなのにろくなしつけ直しもされる
こともなく、
11才10か月で旅立って
しまいました。

   
私たち飼い主によって、典型的なダメな
しつけを
されたほたるは、何のために
うちに来たのだろう…。

ほたるも私たち飼い主も笑ったりした
楽しい思い出も
もちろんありましたが。

噛む犬になったほたるを触ることが
できたのは、
ほたるの呼吸が
止まってからでした。

介護中にも触るチャンスは
あったのですが、
  
「ほたるが嫌がって
 よけい寿命が縮むのでは」
  
と思い触れませんでした。

亡くなってからは、私は酷い自責の念を
伴う
ペットロスに悩まされ、涙が
止まらない日々を
送ることに
なったのです。

これを読んでくださっているあなたには、
こんな不幸なペットライフを送って
ほしくないので、

言えた義理ではないですが、噛む犬には
絶対しないで、
もしそうなっても
できるだけ早い段階でしつけ直しを
してあげてください。

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