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犬のしつけで夫婦喧嘩が絶えない。この状況を改善するには?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

犬のしつけで夫婦喧嘩が絶えない。この状況を改善するには?

新しく犬を迎え、夫婦共通の楽しみが
できたと
思ったのもつかの間…。

犬のしつけをめぐって、
毎日のように夫婦喧嘩が勃発している
という人はいませんか。

犬を飼うことに責任を感じている人ほど、
しつけに熱心になるでしょう。

熱が入るあまり、

「相手が協力してくれない」

「しつけの仕方が違う」

などで言い合いをするうちに夫婦関係に
ヒビが入って
しまってはよくありません。

中には、
(わが家も似たようなものでしたが)
離婚寸前までエスカレートする夫婦も。


犬のしつけで夫婦喧嘩になる原因は
次のようなことです。

①余裕がないから
②我慢しているから
③価値観が違うから

ここからは、意外とよくある
犬のしつけをめぐる夫婦喧嘩の原因と、
険悪な状況を改善するための対策に
ついて解説していきます。

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犬のしつけで夫婦喧嘩になる原因

犬のしつけを巡って夫婦喧嘩になるとき、
どういうことが原因なのか、冷静に
考えてみましょう。

相手が悪いからではなくて、
‘腹を立てる自分’ に原因がある場合も
結構あるもの。

①余裕がないから

特に子犬のときは、夜泣きをしたり
トイレの
失敗ばかりだったり、しつけに
たくさんの時間と労力を
費やさざるを
得ません。

人間の赤ちゃんを育てるのと同じで、
自分が休んだりリフレッシュしたりする
時間が
大幅に削られます。

こういう状況のときは、些細なことで
イライラし、
夫婦喧嘩になってしまう
ことが
よくあるんです。

②我慢しているから

日本人は、
まじめな性格の人が多いですよね。

まじめな人はたくさんのことを
我慢しています。

人間は、

「自分はこんなに我慢している」

という気持ちの時、必ずセットで、

「だから夫(妻)も我慢するべきだ。」

と考えてしまいます。

‘我慢すること=いいこと’と考えている
ので、
自分の時間を削って散歩をしたり、
ゆっくりしたくても犬の行動に
いつも注視したり、
常にしつけを
優先してしまいます。

すると、気楽に遊んで、手のかかる
散歩やしつけを
さぼりがちな相手に腹が
立ち、
まるで悪者のように裁いてしまう
ことすらあります。

しつけのマニュアル通りに育てるため、
たくさんのルールを、自分や夫(妻)に
課していませんか?

きちんとしつけたくて我慢しすぎて
いる時、
つい、夫(妻)を非難してしまう
かもしれません。

③価値観が違うから

犬のしつけに関する価値観は
人それぞれです。

それは夫婦間でも同じこと。

いくら夫婦でも、全てがぴったり同じ
価値観なんて
ありえないですよね。

ありえない状況を求めて喧嘩するのは
やめましょう。

ややこしいのは、夫か妻のどちらかが
子どものころ犬を飼っていて、
その時のしつけ方法を再現しようと
する場合です。

「自分の親はこうしつけていた。」

と、実家のやり方を押し付けるのはNG。

せっかく夫婦で犬を飼うことに
したんですから、
しつけの方法を
話し合って決めることも楽しみたい
ものです。

それに、実家の価値観を優先したことで
夫婦喧嘩の原因になることは、
なにも犬のしつけに限ったことでは
ありませんが…。

 

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犬のしつけの違いを改善するには?

しつけをめぐって夫婦喧嘩が増えると、
犬にとってもデメリットが生じて
しまいます。

一日の大部分を過ごす家庭が、緊張感で
包まれてしまうわけですから、

犬は不安を感じて暮らすことに。

また、夫婦間でしつけの意見が
合わないと、犬はどちらの言うことを
きけばいいのか分かりません。

飼い主にとっても愛犬にとっても
良いことはないわけですから、喧嘩が
絶えない状況は
改善したいものです。

①片方に負担がかかりすぎていない?

犬のしつけの違いを改善するには?

夫婦各々が、どのくらい犬に関わって
いるか、
項目ごとに一度書き出して

みましょう。

それにかかる時間を合計して、数字で
客観的に見てみるのが
おすすめです。

もし、どちらか一方に、お世話や
しつけの負担が
偏っているなら、分担や
サポートが必要です。

特に、共働きや子育て中であれば、
忙しいのはどちらも同じです。

②相手は自分とは別の人間

一緒に暮らしていると、つい

「相手も同じように考えているはず。」

と期待してしまいたくなります。

でも、夫婦は別の人間ですから、現実は
全く違う考えのことも
ありますし、

大筋は一緒でも細かい部分は多少違う
考えなんだ、ということを
忘れない
ようにしましょう。

口に出して反論しないのは、
同じ考えだからとは限らないのです。

我慢しているかもしれないし、
面倒だから任せているだけかも
しれません。

相手は、自分とは別の考えを
持った人間だ、ということを忘れて、
自分の思い通りにしつけることが
当たり前と思っていると、

些細なことでも、相手に対して
腹が立ちやすくなってしまいます。

相手の考えや、やり方にも敬意を払う
姿勢を持ちましょう。

③二人で勉強する

幸い、相手もしつけに熱心なら、一緒に
本を読んだり
しつけ教室に通ったり
するのも
一つの改善策ですね。

犬のしつけが夫婦の共通の話題になり、
夫婦の信頼が深まりやすくなるでしょう。

 

今回の記事のポイントです。

・犬のしつけで夫婦喧嘩になる時、
 しつけに没頭しすぎていないか、
 夫婦とは何かを考える必要がある

・状況を改善するには、しつけの負担が
 一方に偏りすぎていないか、相手に
 期待しすぎていないか
見直すのが良い


犬と一緒の生活は、
10年以上続くことがほとんど。

しつけをめぐって夫婦でいがみ合って
暮らすのではなく、
犬を中心に夫婦のコミュニケーションが
豊かになるようにしたいものですね。

【環境省関連サイト】
飼う前も、飼ってからも考えよう

あとがき

スパルタ式のしつけをしてから噛む犬に変貌したほたる

わが家も、ワンコ(‘ほたる’という♀の
ミックス犬)を飼い始めてから、
しつけをめぐっての夫婦喧嘩は
頻繁でした。

特に、子供の頃犬を飼っていた夫が、
ほたるが1才頃のある日、

一度きりでしたが、叩く蹴るという
スパルタ式のしつけをしてしまって
からは、
ますます夫婦間は険悪なものに。

その時からほたるは噛む犬に変貌し、
夫以外の家族は、誰もほたるに触る
ことができなくなりました。

犬は、自分が所属する家族(仲間)の中で
リーダーと認識するのは一人だけと
いいます。

わが家の場合たぶんそれがスパルタを
した夫だったのでしょう。

ほたるは、夫には従い懐いても
いましたが、私や息子、娘に
八つ当たり的に(特に手が恐怖らしく)
本気噛みしてきました。

私の夫への怒りと
直してあげられなかった自分への怒りは、
も消えることはありません。

緊張と不安の中で暮らすことに
なったほたるには、
本当にかわいそうなことをしました。

 

私たち夫婦は、普段から何かにつけ
意見の
くい違いは多々ありましたが。

最近も、夫とのあまりの価値観の違いに
思い知らされ、
頭がおかしくなりそうでした。

私ももうこんな年齢(還暦はとっくに
過ぎています)です、


変えることができない相手に腹を立て
説得するという不可能なことに
エネルギーを消費するのは
やめた方がいいことに、

そして、いくら夫婦でも全てがぴったり
同じ価値観なんて有り得ない
ことに
改めて気づかされました。

有り得ない状況を求めて労力を費やせず、
別なこと、例えば、残された人生、
いかに幸せに
過ごすかということに
注力することにしました。

あ、話がそれてしまいました。

あなたは、わが家のように、愛犬を
噛む犬にはしないでください。

そして、もしそうなった時、
直してあげる努力も満足にできなかった
私たちのようなダメ飼い主には
ならないよう願っています。

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