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犬のしつけの時期を逃してしまった。成犬だけどやり直せる?

この記事を読むのに必要な時間は約 9 分です。

犬のしつけの時期を逃してしまった。成犬だけどやり直せる?

犬のしつけをする時期はいつが
いいのでしょうか。

犬を飼っている人なら少し気になる事
ですよね。

でも、子犬の愛くるしさは格別で、
できれば子どものうちはしつけなんて
言わず甘やかすだけ甘やかして育てたい、
という気持ちになるのも分かります。

そうやっているうちにあっという間に
成犬になってしまった、なんていう人も
いるのではないでしょうか。

そもそも、
「犬のしつけに最適な時期
   なんてあるの?」
と思っている人もいるかもしれません。

それが、あるんですね。

犬のしつけに最適な時期は、一般的に
生後3か月~1才前後と言われて
いるんです。

でも大丈夫、
この時期を逃してしまった人でも
次の方法でやり直せますから。

①アイコンタクト
②リーダーウォーク
③トイレトレーニング

また、犬の性格もしつけには大いに
関係してきます。

子犬の頃にしっかりしつけが
できなかったという人は、
ぜひ参考にしてみてください。

ここから解説していきます。

犬のしつけに最適な時期
とは?

犬のしつけの時期は、一般的に
生後3か月~1才前後といわれています。

適切な時期を逃してしまうと、
よけい時間や手間がかかるおそれが。

「そんなに早いうちから?」

と思う人がいるかもしれませんね。

でも、犬は人に比べて成長のスピードが
速く、3か月で人間の子どもの5才、
7か月で9才、12か月で17才程度まで
成長します。

人間で、5才まで全くしつけをされて
いないという子どもはいませんよね。

まして9才になると、基本的な
生活習慣はほとんどの子どもが
身につけています。

子犬のしつけは、飼い主が思う以上に
急ぎ足で行う必要があるんです。

大丈夫!
成犬からのしつけでも

①アイコンタクト

アイコンタクトはしつけの基本と
なるもので、子犬か成犬かを問わず
これができないとしつけ全般が難しく
なります。

名前を呼びながらおやつなどで気を引き、
犬の視線を飼い主に向けさせます。

慣れてきたら、呼んだだけでこちらを
向くようにし、
時間を長くするようしつけていきます。

ただし、成犬からしつけを始めた場合は、
犬の自我が確立しているため、長時間の
トレーニングは飽きてしまうかも
しれません。

ですので、始めは犬が飽きない程度の
時間でやめるようにしましょう。

ごはんや散歩の前など、犬の気持ちが
飼い主に向きやすいタイミングで
名前を呼んで、トレーニングしましょう。

②リーダーウォーク

リーダーウォークの目的は、飼い主が
行き先を示し、犬がついていく作業を
繰り返すことで、

犬が飼い主をリーダーとして認める
ようになっていくこと。

リーダーから指示をもらうことで
犬は安心するので、自然と飼い主に
意識を向けるようになります。

ただし、成犬からリーダーウォークを
始めようとしても、
はじめはうまくいかないかもしれません。

なぜなら、犬は自分がリーダーだと
思って自分勝手に歩こうとするからです。

そんな時は、犬が飼い主より前に
出ようとした瞬間に、
素早く反対に方向転換します。

びっくりして反射的に
後についてきただけでも構わないので、
すかさずほめましょう。

一瞬立ち止まっておやつを与えても
OKです。

再び歩き出したとき、犬がまた前に
出ようとしたら、さっと進む方向を変え
犬がついてきたらほめる…

これを繰り返していると段々、飼い主に
寄り添って歩くとほめられることを
覚えていきます。

できれば、アイコンタクトを取り入れ
ながら歩くことで、飼い主の方に意識を
向けてくれるようになっていきます。

③トイレトレーニング

家の至る所に排泄物の臭いが
ついてしまうのはよくありません。

なぜなら、人との暮らしの境界が
あいまいになり、犬が混乱するから。

いつも同じところで排泄することは、
犬が自分の居場所を確認し、
安心することにつながっているんです。

成犬のトイレトレーニングは、
基本的には子犬と同じように
行いましょう。

ただし、成犬の場合は、飼い主が
トイレの場所を決めるのではなく、

犬が排泄したくなる場所にトイレを設置
してあげる、というスタンスの方が
成功しやすいようです。

また、成犬故にマーキングが見られる
場合もあるでしょう。

そんな時は、家の中にトイレを複数用意
してあげるのもいい方法ですね。

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犬の性格としつけの関係

成犬のしつけが、
子犬のしつけと大きく違う点は、
性格が出来上がっていることです。

特にトイレの失敗では、飼い主が叱って
しまいがちですが、強い性格の成犬だと
反発心を持ってしまいます。

ひどい場合は攻撃性が強まり、
ますますしつけづらくなるでしょう。

このように、
性格や習慣が出来上がっている場合は、
それをある程度尊重していくという
方向性が必要です。

また、すでに攻撃性が強く出ている
時には、ドッグトレーナーに相談する
ことも大切です。

子どものころから育てているのに、
しつけが全くうまく行かないというのは、
飼い主の意思表示が伝わっていない
ことも考えられます。

叱っているつもりが、
犬には構ってもらったと受け取られて
いるのはよくあることです。

犬と飼い主の気持ちがすれ違ったまま、
何年も暮らすのは辛いことですよね。

犬に正しく受け取ってもらう指示を
出せるよう、飼い主も学ぶ必要が
あります。

今回の記事のポイントです。

・犬のしつけの時期は、生後3か月~
   1年が適切だが、成犬になってからも
   しつけ直しは可能

・成犬のしつけ直しは、固定化した
性格や習慣を活かす工夫も必要

成犬へのしつけ直しは、
マイナスからのスタートで、一度ついた
習慣を上書きするのは時間や労力が
必要かもしれません。

でも犬は、人間と信頼関係を結び、
調和して暮らせた方が幸せなはず。

今度こそ犬と向き合ってみてください。


{あとがき}

わが家も、以前飼っていたほたるという
ワンコのしつけ時期を逃してしまった
クチです。

3か月でうちに来たのですが、
かわいくてつい過保護にして
しまいました。

「だったら、成犬になってからでも
 しつけ直しすればよかったのに」

と言われそうですが、ほたるが1才頃の
ことです、

人の手が恐怖でしかなくなることが
起きてからというもの、
しつけ直しができなくなったのです。

大好きなおやつを使ったしつけも、
できたからとおやつをあげようにも
本気噛みをするので出来ませんでした。

何しろ噛まれた方が流血し腫れるほど
本気で噛むんですから。

本当に人の手が怖かったんだと思います。

「ごめんなさい、ほたる」

噛む犬にだけは絶対にしてはだめです。

万が一、してしまったら、直すために
何かしらしてあげてください。

私たち夫婦のようなダメ飼い主に
ならないためにも。

愛犬との触れ合いもしつけ直しも
できない、ただただ辛いペットライフに
なってしまいますから。

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