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犬の育て方が夫婦で違う。いっそ自分ひとりで育てたら楽?

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

犬の育て方が夫婦で違う。いっそ自分ひとりで育てたら楽?

犬の育て方について
夫婦で意見が合わないということは、
実はよくあることなんです。

飼い始める時には予想しなかった
ハプニングが次々起こり、
すっかり犬のペース。

本当は「こう育てたい」という理想が
あるのに、夫婦で話し合う時間もない…
なんてこともあるでしょう。

でもコミュニケーション不足のままに
していると、小さなストレスが積もり
積もって爆発するかもしれませんよね。

相手のやり方が気に入らず、

「いっそ、ひとりで育てた方が
    楽なのでは?」

と思うかもしれません。

犬の育て方で夫婦の意見が食い違い
やすい点は次のようなことです。

①家事や育児とのバランス
②犬の食事について
③犬の叱り方について
④治療方針について
⑤清潔について

そして、夫婦での意見のくい違いを
改善するには次の方法があります。

①家事育児を‘見える化’する
②完璧にしようとしていないか振り返る
③しつけは夫婦で学ぶ
④万が一に備え、費用も含めて話し合う
⑤汚れものは片付けてもらう

それでは、ここから解説していきます。

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犬の育て方で夫婦の意見が食い違いやすい点

犬の育て方で、夫婦の意見が分かれる
ところはだいたい決まっています。

妻と夫で立場が入れ替わることは
あっても、もめるポイントはどこの
家庭も似ているということですね。

①家事や育児とのバランス

妻がメインで犬を育てている場合、
子どもが生まれたことで急に問題が
見え始めます。

数年の間、妻は子どもにかかりっきりの
状態に。

夫は家事の他に、愛犬の世話も
することになります。

役割分担が不公平だったり、
どちらかの負担が大きすぎたりすると、
喧嘩に発展することも…。

②犬の食事について

犬の食事へのこだわりは、
人によって差が出やすい所です。

例えば、一人が犬の持病を心配して
量や種類をコントロールしているのに、

もう一人はおやつや人の食べ物を
分けてあげてしまうといった
パターンはよく見られますよね。

③犬の叱り方について

昔は叱ってしつけるのが普通でした。

うちの夫のように、子どもの頃実家で
飼っていた感覚をそのまま持ち込んで
しまうと、

ほめてしつけたい方からしてみれば
非常識と思われることも。

「家族同然の犬に対して、
 虐待まがいのしつけをするなんて」

と、怒りを感じることもあるかも
しれません。

【関連記事です】
>>子犬の甘噛みはいつまで?その行動の理由と対処法も。

④治療方針について

例えば子どもが不治の病になったと
したら、親は決してあきらめません。

費用がいくらかかろうと、
最善の治療を望むでしょう。

しかし、犬が同じ状況になると、
夫婦間で温度差があることも。

治らない病気と分かったなら、
積極的な治療よりも痛みや苦しみを
取り除いてあげることを最優先したいと
考える飼い主もいるでしょう。

かたや、奇跡を信じて最後まで積極的に
治療したいと考える人もいます。

センシティブな判断なだけに、
夫婦にしこりを残す可能性も。

⑤清潔について

妻が普段は寝室に入れていないのに、
夫がお構いなしにベッドで犬と
昼寝していた、なんてことも。

清潔観念は人によって違うため
むずかしいですよね。

おまけにベッドでオシッコなんてことに
なれば、喧嘩は避けられないでしょう。

ところで、

犬の世話をひとりでしたらダメなの?

自分の育て方に相手が協力して
くれないと、

「もう手を出さないで」

と言いたくなりますよね。

確かにそうすれば、
育て方に対する自分のこだわりを
全て叶えることができます。

でも、もしも、あなたが体調を
崩した時や、どうしても世話ができない
状況の時、一番困るのは犬です。

また、夫婦で犬を飼い始めたはずなのに、
片方が犬に手を出さない状況は
おかしいですよね。

ひとりで全てをやってしまうのは
ある意味自己満足でしかなく、
相手にとっては

「否定された」

と捉えられることも。

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‘夫婦で育てたい’を実現するには?

犬を育てる過程は子育てとの共通点も
多く、夫婦の協力の仕方も近いものが
あるかもしれません。

大切なのは、犬を飼う目的です。

2人で共通の楽しみや喜びを感じるため
だったはず。

自分一人のこだわりや理想を実現させた
ところで、相手は喜んでくれません。

それどころか、
自分もどこか満たされない気持ちを
持ってしまうでしょう。

ぜひ話し合ってみませんか?

話し合いを持つときは、自分の考えを
押しつけるのではなく、まずは相手が
どんな風に犬を育てたいのか
聞いてください。

夫婦で犬と楽しく暮らしたいと
思っている気持ちは同じはずです。

その上で、細かい部分をすり合わせて
いくイメージを持ちましょう。

①家事育児を‘見える化’する

家事や育児の分担は、
項目とそれにかかる時間を
紙に書き出し、‘見える化’します。

一般的に、男性は家事を一つやると、
「家事をした」と感じ、
女性は家事を全て終わらせて初めて
「家事をした」と感じる傾向が。

認識のずれを修正することが効果的です。

②完璧にしようとしていないか振り返る

もしかしたら、
こちらがきちんと育てることに
集中しすぎているのかもしれませんよ?

犬を飼うことは、犬を完璧に
コントロールすることではないと
いうことです。

③しつけは夫婦で学ぶ

夫婦であまりにしつけ方が違うと、
犬が混乱したり覚えが悪くなったり
します。

時代遅れのしつけが嫌なら、
夫婦でしつけを学ぶのがおすすめです。

しつけ教室に一緒に出かけて
みませんか?

④万が一に備え費用も含めて話し合う

犬が命に関わるケガや病気をした時、
何が何でも助けたいと思っても、
それで生活できなくなっては
元も子もありません。

保険の内容を見直し、
実際かけられる治療費の目安なども
話し合いましょう。

⑤汚れものは片付けてもらう

清潔観念に大きな開きがあるなら、
汚れ物の洗濯や片付けを実際体験して
もらうという方法もあります。

「こんなに大変なんだ」
と気づかせることが大切です。

今回の記事のポイントです。

▶考え方が違うのは仕方のないこと。
 頑なになっても誰のためにもならない

▶建設的に話し合うことと、自分の
 意識改革が必要

犬を飼うのは夫婦で決めたこと。

育て方にもきちんと心を寄せて、
丁寧に向き合いましょう。

あとがき

わが家の場合ですが、夫は昔実家で
犬を飼っていて、

いけないことをしたら、
叱ったり叩いたりしてしつけるのが
普通だったようです。

そんな夫が、
飼っていたほたるというワンコが1才頃、
しつけと称して酷く叩いて
しまったのです。

「これくらいしないと
 言うこと聞かないんだ!」

という言い分です。

夫は子どもの頃実家で犬を飼っていて、
そのときのしつけ方を
そのまま持ち込んでしまったんですね。

私や娘は

「やめて、かわいそうだよ!?」

と叫んでいました。

体罰は一度きりでしたが、それを境に
わが家の犬との生活は暗転しました。

ほたるが、夫以外の家族が触ることも
できないほどの噛む犬に豹変したのです。

夫のほたるへの体罰には、今でも怒りが
込み上げてきてしょうがありません。

そもそも、私たち夫婦の思考回路の
違いは、結婚して以来いろいろな面に
出ていました。

例えば、夫は自分の布団で、ほたるが
ゴロゴロしていても叱りませんでした。

しつけと称して
あんなにほたるを叩いた人がです。

夫は、私がほたるのその行動を見て、

「ほたる、ダメ!」
(本当は、叱る時は名前を呼んじゃ
 いけないです)

と大声で騒いでいるのを見て、

「神経質すぎるんだよ」

と非難しました。

こんなの氷山の一角で、私たち夫婦は
ほとんどのことで考え方が
違っていました。

話し合いをしても平行線をたどるばかり。

終いには話し合いもしなくなりました。

あ、すみません、
愚痴になってしまいましたね。

ほたるは、こんな夫婦の犠牲になったと
いっても過言ではないかもしれません。

ほたるが寝たきりになったときも、
噛むからと満足な介護もできず、

撫でてあげられたのは旅立った後、
というあまりにも悲惨な結末でした。

後悔してもしきれません。

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