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子犬をしつける時の注意点。基本をしっかり教えよう!

この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

子犬をしつける時の注意点。ひどい甘噛みの直し方も!

子犬を迎えると忙しい日々が
始まります。

愛くるしく、やんちゃな子犬は、
見ていて飽きませんね。

でも可愛いからといって、家族中で構い
すぎて子犬が睡眠不足になり体調を
崩してしまった、なんていうことに
ならないよう注意しなければなりません。

一方、子犬と飼い主が安全に仲良く
生活するためにはさまざまなしつけを
していかなければなりません。

まだまだ子供だから、せめて半年
たってから…では遅すぎるかもです。

特に子犬の噛み癖がひどいとき、
それを放っておくと、いざ直そうと
思っても時間が経てば経つほど
難しくなってしまいます。

子犬をしつける時は、
次のようなことを教えればほぼok。
(飼い主さんの根気が試される場面も)

①基本はアイコンタクトと
 ボデイコントロール
②「マテ」「オスワリ」「オイデ」
③食事
④トイレ
⑤無駄吠え
⑥甘噛み
⑦お留守番

成犬のしつけとは違う子犬ならではの
しつけの注意点があります。

ここから解説していきます。

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子犬をしつけ始める時期としつけ手段

子犬が生後2~3か月から自宅で
飼い始める人が多いですよね。

この時期は犬にとっては
社会化期といって、生きるための基本を
学ぶために犬同士で
遊んだり、

親から愛情を受けたりして気持ちを
安定させる時期
なんです。

ちょうどこの頃、子犬を迎えるケースが
多いですが、迎えたその日からしつけは
必要になります。

そうかと言って、早ければいいという
わけではありません。

まず飼い始めて最初の1週間は、
子犬を新しい環境に慣れさせる時期、と
割り切って、

遊んだとしても長時間は避け遊んだ後は
ゆっくり休ませてあげましょう。

ただし、トイレのしつけだけは例外で、
子犬を迎い入れたその日から
始めるのが原則です。

①社会化期に家庭でしつけを始める

家庭で子犬の社会化を育てるには、
外に出られるようになったら(最初は
抱っこしてでも)次のような体験が
有効ですよ!

・時々は、あえて自動車や人通りの
 多い道を散歩する。

・さまざまな人と触れ合い、
 できれば触ってもらう。

・犬同士で遊ばせてみる。

②社会性を身につけるためしつけ教室(犬の幼稚園)に通う

ご家庭の事情が許せるなら、
犬の幼稚園などのしつけ教室に通うのも
有りですね。

子犬のしつけだけでなく、育て方など
飼い主さんの相談に乗ってくれたり
さまざまな情報を届けてくれたり、と
いろいろなメリットがあります。

また、同じような月齢の犬と触れ合う
ことができるので、社会化を育てる
という点でも心強いですよね。

子犬のしつけでは何をどのように教える?

子犬のしつけは基本をしっかり!

子犬は、教えられることに対して
抵抗がなく、スポンジのように
どんどん新しいことを吸収できます。

信頼関係を築きつつ、まずは家庭の
ルール、そして徐々に外でのルールを
教えていきましょう。

①基本は‘アイコンタクト’と‘ボディコントロール’

次は具体的なしつけ方法です。

▶アイコンタクト

愛犬の名前を呼ぶと飼い主と
目を合わせて反応するので、さまざまな
トラブルを避けることができますよ。

1)名前を呼び目が合ったらほめながら
 ごほうびのおやつをあげます。

2)だんだん見つめ合う時間を増やしていき
 長い間できるようになったら成功です!

▶ボディコントロール

また、トリミングや受診で困らないよう、
触っても嫌がらないようにして
おくことが必要。

警戒心がない子犬のうちに、
触られることは気持ちいいことだと
教えましょう。

1)飼い主の手の甲をそっと犬の鼻に
 近づけます。

2)犬が匂いを嗅ぎ始めたら、あごから
 首へと静かに撫でていきます。
 (この段階ではまだ口周りは
  触らないようにしましょう)

3)慣れてきたと思ったら、犬が嫌がると
 いわれる口周りや耳、お腹、足先へと
 触る箇所をだんだん増やします。

犬を触る時飼い主さんは
‘リラックスして優しく’ がポイント!

決して無理に触ったり急いだり
しないようにしましょう。

②「マテ」「オスワリ」「オイデ」

交通事故や噛みつきのトラブル、
拾い食いなどの危険から子犬を守る
ために必要な指示「マテ」「オスワリ」
「オイデ」を教えましょう。

成犬になると体が大きくなるだけでなく、
力も強くなるので、飼い主は力ずくで
押さえられなくなることも。

とっさの状況の時や犬が興奮した時でも、
飼い主の指示が聞けるということが、
犬の安全につながります。

うまくできたら大げさなくらいほめたり、
おやつをあげながら教えると
効果的ですよ。

③食事

‘食事をするのは飼い主の指示が
あってから’ということを教えましょう。

「マテ」や「ヨシ」のコマンドを
与えてから食べさせることで、

・拾い食いや飼い主が食べているものを
 欲しがる、などが無くなる。

・人間の食べているものを自由に
 与えないことで、肥満など健康面の
 リスクも防ぐことができる。

などいいことづくめですね!

④トイレ

子犬のトイレトレーニング

1)ケージの中にトイレシートを敷き詰め、
 そこをオシッコする場所にします。

2)子犬がトイレに行きたいタイミング
 (寝起きや食後)を掴んでトイレに
 連れていきます。

3)うまくできたらすぐほめ、失敗しても
 叱ってはいけません。

 1)と2)を繰り返し教えていると、
 トイレシートの同じところにオシッコ
 していることが分かってきます。

4)その後、少しずつトイレシートを
 小さくしていきケージ内のトイレの
 場所を覚えさせます。

最終的にはケージを外しても
できるようになるのが理想。

排尿間隔が近い子犬の方が、
教える機会が多い分覚えやすいんです。

こまめにトイレシートを交換して
清潔に保つこともポイントになりますよ。

⑤無駄吠え

生後3か月を過ぎた子犬の無駄吠えは、
しつけをしていきましょう。

「お腹が空いた」
「構ってほしい」

など自分の要求を通そうとして
吠えますが、吠えるからと言って
それに応えてしまうと、

子犬は、吠えれば要求が通ることを
学んでしまいます。

この場合、目を合わせずその場を
立ち去るのが効果的。

吠えるのをやめたらたくさん
ほめましょう。

また、ごはんや遊びの時間は、
飼い主が決めて始めるのが基本です。

⑥甘噛み

犬にとって噛む行為は自然なこと。

ですが、人と仲良く暮らすためには、
噛む行為がコントロールされている
必要があるんです。

子犬の噛み癖が酷くなって、人にケガ
など
させる前にやめさせられるかが
ポイントです。

★子犬の甘噛みの直し方や詳しいことはこちらの記事をご覧ください!
>>子犬の甘噛みはいつまで?その行動の理由と対処法も

⑦お留守番

子犬にハウス(ケージ)内でおとなしく
過ごすことを教えると、お留守番も
できるように!

1)犬が快適に居られるようにハウスの
 大きさやハウス内を整える

 出入口以外が囲んであり、成長して
 からもゆったりできる広さ(広すぎても
 落ち着きません)が理想です。

2)ハウスに良いイメージを持たせる

 ハウスの中では良いことが起こり
 居心地がいい、と思わせるために
 好きなおやつやおもちゃを中に入れ、
 誘導して与える。

 これを繰り返します。

3)ハウスの中で過ごす時間を増やしていく

 ハウスの中に喜んで入りオモチャで
 遊んでいる時に扉を閉めてみましょう。

 扉を閉めている時間を徐々に長くして
 いきますが、まだ飼い主さんは側から
 離れないようにします。

4)飼い主が側にいなくてもハウスで
 過ごせるようになる

 子犬が自分からハウスに入り遊んだり
 リラックスできるようになったら、
 飼い主さんはハウスから離れる時間を
 だんだん長くします。

 出たがって吠えるかもしれませんが、
 その時は無視をして吠えが止んだら
 好きなおやつなどを与えましょう。

 これは、
 「静かにしていればいいことがある!」
 と思わせるためです。

 ハウスから出すときは
 吠えていない時にしましょう。

5)留守番が可能に

 ハウスへの滞在時間を延ばしていき、
 おとなしく過ごせるようになったら
 留守番ができるようになります。

留守番させるときは
次のことに気をつけましょう。

・事前に思いっきり遊ぶなどして
 発散させておく

・最初から長時間の留守番はさせない

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成犬とのしつけの違いは?

①子犬はゼロから成犬はマイナスから

子犬はまさに、ゼロの状態。

どのようにでもしつけられます。

しかし、成犬のしつけはそうでは
ありません。

好ましくない癖がついてしまっている
状態は、むしろマイナスからのスタート。

大変でも、子犬のうちに
適切なしつけをしておくことが大切です。

②集中力

子犬の集中力は10分程度です。

成犬になると、意外にもさらに短く
5分程度になります。

子犬、成犬とも
「マテ」「オスワリ」「フセ」などの
トレーニングは、
この時間より少し短めに行いましょう。

「まだやりたい」
と思っているうちにやめることが、
次のトレーニングのモチベーションに
つながるんです。

子犬をしつけるときの注意点は?

①名前で叱らない・その場ですぐ叱る・性格に合わせて叱る

・成犬にも言えることですが、名前で
 叱ることはやめましょう。

 名前にイヤなイメージがついてしまい、
 しつけ全般に悪影響を及ぼします。

・どの成長期の犬にも言えますが、
 叱る場合は悪いことをした直後に
 しましょう。

 あとから叱られても、犬は何で叱られて
 いるのか理解できず、何の効果も
 ありませんから。

・犬の性格に合わせた叱り方があります。

 犬の叱り方は ‘低い音程で大きく’ が
 基本ですが、例えば元気な性格の犬なら
 それに加えてより強い口調で叱ると
 効果的です。

 逆に臆病な犬の場合それを
 やってしまうとよけい臆病になる
 傾向があるので、優しげにゆっくりと
 叱りましょう。

②体罰

即効性を求めての体罰は厳禁です。

人の手を怖がる ‘ハンドシャイ’ の
原因になり、
信頼関係が築きにくくなってしまいます。

わが家はまさにこれで大失敗しました。
(詳しくはあとがきで…)

③甘やかし

可愛がるのと甘やかすのは別物。

子犬が人間社会で生きていくために
必要なことを教えず、都合よく甘やかす
ことは、犬に不幸を招きます。

しつけは、人間にとっての都合がいい
犬を育てることではありません。

子犬が、幸せな一生を送ることができる
ために必要なもの、と理解しましょう。

【環境省のサイトもご参考に!】
>>子犬向けのしつけ方教室(6ページから)

あとがき

子犬の噛み癖がひどい場合、
しつけなければ、うちのほたるのように
甘噛みがエスカレートして、飼い主を
流血するまで噛んでしまうことも。

じゃれていて興奮したほたるに噛まれた
夫は、昔のしつけ方式で体罰を
してしまったのです。

それからが、わが家の不幸な
ペット生活の始まりでした。

トラウマを抱えたほたるは、
張本人の夫(リーダーと認めた?)以外の
家族が手をつけられなくなるほど酷い
噛み犬になり、

とうとう最期まで直してもらえず
次の世界に旅立っていきました

体罰は絶対ダメです!

決してわが家のような失敗は
しないでください!!

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